番外編 サーシャ視点
ども。サーシャ視点です。
この体が嫌いだ。
女っていうだけで、それだけで、力では男に勝てない。
どれだけ鍛えようと、体はそれに答えてくれない。
倒れても、倒れても、倒れても……それでも、私は剣をこの手から離すことはない。
そう、思っているのに。
それでも、時々くじけそうになる。
本当に、私は騎士になれるのだろうか。
今はまだ中等部に入ったばかりだ。力の差よりも、技術の差でなんとかなる。
だけれど、このまま男子はどんどん力をつけていき、女の私と差が広がっていくのだろう。
弱い握力。
力のない剣。
約束したのに。
騎士になるって。
一緒に騎士になろうって。
悔しい。
悔しい。
悲しい。
辛い。
夢をかなえるのに、努力だけじゃどうにもならない壁が……。
それなのに、リザークが、私に希望を見せてくれた。
いとも簡単に、私の絶望を吹き飛ばしてくれる。
リザークの剣は、軽い。私よりは確かに強いけれど、それでも……。フレッドやマージに比べたら羽のようだ。
それなのに、リザークはいとも簡単にマージを倒してしまう。
リザーク、あなたは、本当にすごい。
自慢の友達。
……親友だと、そう言える存在。
そう、親友の座は、マージにもフレッドにも渡しません。
女なんかと友達になれるか!なんてリザークは言わないはずです。
何としても、友達から、親友になりあがって見せます。
マージとフレッドなんて、親友じゃなくて、リザークにとっては、悪友にしかなれないはずです。
親友になれるのは、この私、サーシャ一人!
一緒に騎士になると固く誓い合った私、サーシャ一人です!!!!
ああ、そうだ。親友だと胸を張って言えるようになったら、リザークに秘密を打ちあけよう。
……リザークはどんな顔をするだろうか。
「対して問題じゃない。僕たちはずっと親友だよ」
と……そう言ってくれるだろうか。
と、親友の座も大事ですが、とにかく騎士になることが第一でした。
がんばります。
リザークが見せてくれた奇跡。
必ず私も物にしてみますわ!
まずはマージ、あなたをコテンパンにしてみせます!
その次はフレッドですわ!
にゃーん。
なんとなく唐突に書いてみたよ。




