続きまして、剣の型班出番ですよー
「最後のよかったよ」
にっこりわらって親指を立てる。
「だろ、みんなでレンガ割りの数対決するやつ、かっこよかったろ?」
まぁ、それも嫌いじゃないよ。ほかのクラスに実力を見せつけるにはいい演出だった。
「最後、笛が鳴ったところで、11個割にチャレンジしなかったところ、最高によかった!」
と、にやっと笑ってやる。
「え?」
フレッドもにやりと笑っている。
「そうだな。マージにしては上出来だ!」
「え?なに?俺の良かったところって、そこなの?なんで?俺、かっこよくなかった?」
マージが眉尻を下げた。
ふふふふ。ふふふ。
フレッドと顔を見合わせ、そして、二人でマージの背中をばんっと叩く。
「「かっこよかったよ、マージ!」」
マージの表情がぱぁっと明るくなる。
それから、両手を上げて手のひらをマージに向ける。
他のクラスメイトも一緒に並んだ。
「やった」
マージが嬉しそうに手を叩いて行った。
やばい、これ、気持ちいいかも。ちょっとホームラン打った選手を出迎えるチームメイトの気持ちわかったかも。
と、喜び合っている間に、他の競技が色々と行われていた。
次は、補給班の剣磨きだ。
「行ってくるっ!」
はい。最下位は免れたものの、5位でした。
「ああ、レンガ割りの練習ばかりしてて、剣を磨く練習する時間がなかったぁっ」
はぁ、そうですか。いやいや。うん、どんまーい。でも、剣磨きだけならきっと最下位だったよ、レンガの補給姿見てて、トータルで5位まで上がったんだよ、きっと。
「1位が7点、2位が6点と加点されるので、我が1年Fクラスは、今のところ10点です」
ソフィア先生が紙を見ながら口を開いた。
「1位は、11点のSクラス。そして、なんと2位はAクラスと我がFクラスが同点の10点で並んでます!」
「うわーっ!すげー!」
生徒たちが湧く。
そして、ソフィア先生がニコニコ顔だ。
「フレッド君やサーシャさんの剣の型はとても美しいので、かなり高得点が期待されます。少なくとも、真ん中の4位には入れるはずです」
ふむふむ。
で、そのあとと私も真ん中の4位とか取れば、最終的にトップ3に入れるんじゃない?
「そう甘くはないんだよっ」
どこからかバカにする声が響いてきた。
ん?
昼食をはさんで午後の競技が始まる。
って、まるっと1日使うなんて、本当に運動会みたい。
他の学年の種目を見るのも楽しい。3年生の補給班なんて、借り物競争みたいなんだよ。必要なものをいかに早くそろえるかとか。
さて、次はフレッドたち剣の型種目です。
先鋒から大将まで5人が一人ずつ出て型を披露するみたいです。
まずは一人目。
SクラスからFクラスまでの代表選手が横並びになって剣を振る。
うわぁ。とびぬけてBクラスの子が綺麗な型を披露してる。あとはドングリの背比べ。軸がぶれてたり、止めるところで止まらず流れたり。
一応剣は持って訓練はしてるけど、初心者の域を抜けてない感じだ。
点数は、先生たち5人が札を上げて採点するようだ。テレビ番組みたいだな。
Sクラスの選手、4点、3点、3点、4点、4点。ふむ、初心者レベルだと、5点満点で3点以上はつくのか。
Aクラスも似たような点。一番きれいだったBクラスの生徒は、5点4点5点5点5点。さすがに優秀!
で、Fクラスは、3点2点2点2点2点。
あれ?他のクラスは3点以上ついてたのに、2点が出た。
……私の目からはドングリの背比べに見えたけど、劣ってたのかな。うん、まぁ、初心者レベルの差異は正直よくわからない。
ご覧いただきありがとうございます。
不穏だわー




