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■転性悪役令嬢 ~男になって破滅フラグを回避したいだけなのに、Fクラスの下克上とか溺愛とか知りませんっ!~  作者: 富士とまと


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続きまして、剣の型班出番ですよー

「最後のよかったよ」

 にっこりわらって親指を立てる。

「だろ、みんなでレンガ割りの数対決するやつ、かっこよかったろ?」

 まぁ、それも嫌いじゃないよ。ほかのクラスに実力を見せつけるにはいい演出だった。

「最後、笛が鳴ったところで、11個割にチャレンジしなかったところ、最高によかった!」

 と、にやっと笑ってやる。

「え?」

 フレッドもにやりと笑っている。

「そうだな。マージにしては上出来だ!」

「え?なに?俺の良かったところって、そこなの?なんで?俺、かっこよくなかった?」

 マージが眉尻を下げた。

 ふふふふ。ふふふ。

 フレッドと顔を見合わせ、そして、二人でマージの背中をばんっと叩く。

「「かっこよかったよ、マージ!」」

 マージの表情がぱぁっと明るくなる。

 それから、両手を上げて手のひらをマージに向ける。

 他のクラスメイトも一緒に並んだ。

「やった」

 マージが嬉しそうに手を叩いて行った。

 やばい、これ、気持ちいいかも。ちょっとホームラン打った選手を出迎えるチームメイトの気持ちわかったかも。

 と、喜び合っている間に、他の競技が色々と行われていた。

 次は、補給班の剣磨きだ。

「行ってくるっ!」

 はい。最下位は免れたものの、5位でした。

「ああ、レンガ割りの練習ばかりしてて、剣を磨く練習する時間がなかったぁっ」

 はぁ、そうですか。いやいや。うん、どんまーい。でも、剣磨きだけならきっと最下位だったよ、レンガの補給姿見てて、トータルで5位まで上がったんだよ、きっと。

「1位が7点、2位が6点と加点されるので、我が1年Fクラスは、今のところ10点です」

 ソフィア先生が紙を見ながら口を開いた。

「1位は、11点のSクラス。そして、なんと2位はAクラスと我がFクラスが同点の10点で並んでます!」

「うわーっ!すげー!」

 生徒たちが湧く。

 そして、ソフィア先生がニコニコ顔だ。

「フレッド君やサーシャさんの剣の型はとても美しいので、かなり高得点が期待されます。少なくとも、真ん中の4位には入れるはずです」

 ふむふむ。

 で、そのあとと私も真ん中の4位とか取れば、最終的にトップ3に入れるんじゃない?

「そう甘くはないんだよっ」

 どこからかバカにする声が響いてきた。

 ん?

 昼食をはさんで午後の競技が始まる。

 って、まるっと1日使うなんて、本当に運動会みたい。

 他の学年の種目を見るのも楽しい。3年生の補給班なんて、借り物競争みたいなんだよ。必要なものをいかに早くそろえるかとか。

 さて、次はフレッドたち剣の型種目です。

 先鋒から大将まで5人が一人ずつ出て型を披露するみたいです。

 まずは一人目。

 SクラスからFクラスまでの代表選手が横並びになって剣を振る。

 うわぁ。とびぬけてBクラスの子が綺麗な型を披露してる。あとはドングリの背比べ。軸がぶれてたり、止めるところで止まらず流れたり。

 一応剣は持って訓練はしてるけど、初心者の域を抜けてない感じだ。

 点数は、先生たち5人が札を上げて採点するようだ。テレビ番組みたいだな。

 Sクラスの選手、4点、3点、3点、4点、4点。ふむ、初心者レベルだと、5点満点で3点以上はつくのか。

 Aクラスも似たような点。一番きれいだったBクラスの生徒は、5点4点5点5点5点。さすがに優秀!

 で、Fクラスは、3点2点2点2点2点。

 あれ?他のクラスは3点以上ついてたのに、2点が出た。

 ……私の目からはドングリの背比べに見えたけど、劣ってたのかな。うん、まぁ、初心者レベルの差異は正直よくわからない。


ご覧いただきありがとうございます。


不穏だわー

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