4c
マージの声が、別の声にかき消される。
「トーナメント表が張り出されたぞぉ!」
廊下に響き渡る声と足音。
マージがはっとして足音を追いかける。
「対戦相手が決まったのか。おい、行こうぜ!」
補給班の一人が息を上げながら教室に飛び込む。
マージとフレッドと私の3人がそのすぐあとを追って教室に入った。
あの、廊下は走っちゃいけないんだけどね……。
「対戦相手は?」
はぁはぁ苦しそうな息遣いの補給班に、フレッドが話しかける。
「これ……」
補給班は握り締めてくシャリとなった紙をフレッドに渡した。フレッドが、私やマージにも見えるように紙を開くと、急いで書き写したであろうトーナメント表があった。
「……1回戦の対戦相手は……4C……」
ってことは、四年のCクラスってことか。
「4Cの代表と言えば、ブランカ」
ブランカ?女性名だよね?へぇ。
4年生だと、クラス一の実力者が出てくるんだよね。女性でありながらクラスでトップってすごいなぁ。
4年生相手にどうしようと思ったけれど、女性ならば兄4ほどのパワーはない?そうすると1回や2回剣を受けても大丈夫かな。
「ブランカって、常勝ブランカだろ?」
「そうだ。去年3年生ながら4年生を抑えてすべての競技会で勝ち続けた……」
「なんてこった。相手が1年か2年なら1回戦勝つ可能性もあったのに……」
後ろで何やらひそひそと話をしている。
まぁいいや。とりあえず、ブランカか。兄6と兄7は知ってるだろうし、学校公開のときとかで、他の兄も見たことあるかな?家に帰ったら聞いてみよう。
それにしても、ラッキーだな。
4年生相手は運が悪かったけど、兄4みたいなパワータイプの男じゃなくて。女が相手でよかった。それに、Cクラスといえば、ちょうど真ん中のクラスだし。
上位クラスの代表だったらめちゃ強そうだけど、真ん中クラスなら普通?
うんうん。
そんなことよりも……。
トーナメント表をじーっと見て眉根を寄せる。
なんだよ、これ!
全部で28クラスのトーナメント表を作ると、4クラスがシードになる。
シード……つまり1回戦戦ってないのに2回戦に進めるクラスが4つ。4S、3S、2S、1Sって、Sクラスはシードってずるくない?
まぁ、強いSクラスと戦わなくて1回戦は突破できる可能性が高くなるとかそういう感じならラッキーだけど……。
でもさぁ、1年Sクラスの代表選手って強いの?1年はほぼ捨て駒が出場するのに、Sクラスだからって、4年に勝てるような強い選手が代表になるとは思えないんだけどさ。これ、絶対くじ引きとかそういう公平なやつじゃなくて、「だって、Sクラスだから」みたいなやつだ……。
うー、ずるい。
私なんて、1回戦突破しないと発狂死フラグが立つかもしれないと思って必死に特訓してるのにぃ!
と、難しい顔してたら、ぽんっと肩を叩かれた。
「無理するなよ、相手が4Cじゃ仕方ない」
マージが私がショックを受けていると思ったのか慰めモードにはいった。
あ、いや。相手が4Cだったのはラッキーだと思ってるけど。
お読みくださり感謝いたします。
ところで、トーナメント表ってどうやって作るのかいまいち分かってなくて、たとえば、10チームだと、1回戦うと、5チームに減っちゃう。そうすると対戦相手のいないチームが出来ちゃう。あれ?ってなって、トーナメント作るサイトを探して、それで作ってみました。
28チームだと4ブロックに分かれて1回戦、2回戦……と戦っていくのよ。シードは4チーム。
……うん、結局10チームんときどうなるんだろう。やっぱり分からない。ま、関係ないけども。
てなわけで、小説書くために、トーナメント表作ったり、まぁ色々やってるんですよ、これでも……汗




