表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
■転性悪役令嬢 ~男になって破滅フラグを回避したいだけなのに、Fクラスの下克上とか溺愛とか知りませんっ!~  作者: 富士とまと


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

27/156

さ、さむい……

 手を貸そうと紳士的に伸ばされるフレッドの手をがっつり無視して、顔を見られないように頭を伏せて立ち上がる。

 でもって、カバンひっつかんで、逃げ出す。

 脱兎。

 外に出ればすっかり暗いよぉぉぉぉっ。

 うわぁーーーーっ。呪いが解けちゃった。女の子になっちゃったよぉぉぉ。

 いつから?

 まさか、フレッドに変わる瞬間見られてないよね。

 いそいで、迎えの馬車に乗り込む。

 ぶつかった瞬間はどうだった?倒れ込んだ時は……。

「はっ」

 そういえば、倒れたとき、フレッドは私の胸に手をついて一瞬で離した。回転レシーブかよっ!って感じで床をころがって立ち上がったけど……。

 あれ、私の上に体重かけるのが悪いと思って気を使ったのかと思ったけど……。ま、まさか……。

「ラッキースケベ……」

 ぷっ。

 自分で言って笑ってしまった。11歳つるぺただっつぅの。

 触った感触でというよりは、顔を見てとっさに判断したってことだろうか。

 顔……。さすがに見られたよなぁ。

 リザだってばれてないかな……。

 髪の長さは変化する。色は変わらない。

 顔は、画像加工ソフトマックス数値で使ったのかよ!っていう感じで変化する。

 目が大きくなる。肌が透明感でる。ほほがほんわり桜色になる。唇がぶるんとなる。……いやぁ、画像加工ソフトで自撮りすると、本当に変わるよね。原型わからん。

 っていう感じ。

 男顔がしっかり女顔になるんだけど……。所詮は同じ人間。別人への変装とまでの変化はなく、血のつながりあるでしょ?ってくらいには似てる。

 性別の違う双子っぽい?

 でもまぁ、なんか、いつもと違う口調でしゃべってたし、リザークだとは思われてないよね。

 よかった、体操服姿で。

 これが、もし、制服着てたらタイとバッジ見たら同じクラスってバレバレだし。で、顔がリザークっぽいとなれば、……。

 発狂死フラグが立つところだった。

 身バレ、駄目。悪役令嬢に戻るの危険……。

 ブルブルブル……。

 馬車の中で震えだした私に、侍女のメイシーが心配そうに声をかけてくれる。

「大丈夫ですか?温かくなってきたとはいえ、陽が落ちれば冷えますもの」

 と、ブランケットを渡しかけてくれる。

 あ、うん。寒いのは、背中だけどね。背筋が……うおおおう。


 家に帰り、夕飯を終えると木刀をひっつかんで兄1……聖剣と言われるアレフお兄様に声をかける。

「お兄様っ!練習に付き合ってくださいっ」

 兄1の目じりがふにゃぁーんと垂れ下がる。

 イケメン台無し、いや、そんなデレ顔もまた、かわいいです、お兄様!心のシャッターカシャリ。

「陽が落ちてから剣の稽古なんて、初めてだね」

 兄1が楽しそうに自分の木刀を準備している。

「リザ、女の子が剣の練習なんてっ!」

 お母様が刺繍練習セットを手にフルフルと震えている。

「お母様、1週間後に剣術大会があるのです……。私、無学年トーナメントの代表に選ばれてしまって……クラスのために1回戦はどうしても勝ちたくて」

 お母様の目がきらりと輝く。

「まぁ、まぁ、リザ、あなたがトーナメントの代表選手に?これで、我が家の子たちは全員1年からトーナメントの代表ですわね?歴史的なことじゃないかしら?お祝いしなければ」

 母がるんるーんと楽しそうにどこかへ出ていった。


(*'ω'*)うふふ


GWの10連休と言われている休みも今日で最後ですね。

というわけで、名残惜しむ人のために本日あと1話投稿します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=613262247&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ