表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
■転性悪役令嬢 ~男になって破滅フラグを回避したいだけなのに、Fクラスの下克上とか溺愛とか知りませんっ!~  作者: 富士とまと


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

26/156

日が沈む……うわぁぁぁぁぁぁぁぁっ

 てなわけで、授業後もみんな残って自主的に訓練。

 素振り班はメトロノームみたいなもので、リズムを合わせて素振り、素振り。

 型班は、フレッドを中心に型のチェック。修正していく。

 で、レンガ班は、レンガ割りが禁止になった。割りすぎて練習用のレンガが品切れだそうだ。

 補給班は、他の学年の先輩のところに情報収集に走っている。

 ぶっちゃけ、当日どういうことに気を付けて動けば点数が稼げるのか謎だからだ。ある程度は先生が教えてくれるけれど……。

 私は、トーナメントは一人だけなので誰かと一緒に練習するわけじゃないけど、一人だけ帰るのも申し訳なくて、付き合っている。

 だってさ、謎マスク男にしごかれた人も、練習時間を無駄にしてしまったっていって、取り返さなきゃとか言って、痛めた体を引きずって、あ、いや、引きずるほどの怪我ではないんだけど、それでも、動くと痛みが走るからだで練習してるんだよ?

 だから。うん。

「剣の握り方は……」

 とりあえず、初心者に剣の握り方から教えることにします。はい。今まで兄たちに何かを教えられるばかりだったから、こうして誰かに何かを教えるのはとっても新鮮。思わず時間を忘れて……。

 はぁ!

 やばい!

 まじで時間忘れてたよっ!

 気が付けば、太陽が、太陽がぁぁぁ!

 なんか補給班がよいこらしょ、どっこいしょと薪を運んできたので気が付いた。第七訓練場には照明施設がないから、暗くなってからも使うには火をたかないといけないらしい。

 って、暗くなってもみんな練習しちゃうわけ?

 私はまずい。太陽が沈んだら、呪いが解ける。

 こんなところで女に戻っちゃったら、中等部生活1日で、1日でクラスメイトにばれちゃうっ!

 あほもいいところだよっ!しかも、第二王子(発狂死)がいる前で悪役令嬢姿をさらすとか、何のための、呪いなのか!

「僕、そろそろ帰るね。ごめん、家で、兄に練習をつけてもらうからっ」

 いそげ。夕日よ、もうしばらく待ってくれ。待ってくれ!

 体操服から制服に着替える時間はなさそう。

 教室に行って、カバン持って……教室が、遠い!第七訓練場だから仕方がないんだけど、遠いよっ!

 やばい、太陽が、太陽がっ。

 カバンをひっつかんで、教室を出て階段を駆け下り、昇降口で、どっかーん。

 しりもち。

 うわー、人とぶつかった。下駄箱で人がいるの見えなかった。

 私はしりもちをみっともなくついて、ぶつかった人は、しりもちをつかないように踏ん張って、前によろめいて私の上に倒れ込んだ。

 いや、さすがに誤ってチューしちゃうような倒れ方はしないよ。どんなラブコメだよっ!

 両手を床……じゃない、片手は床、もう片手は私の体の上についた。

 と思ったら、すぐにパッと手を離して、床についた手を軸にくるりと床で一回転して立ち上がった。

「す、す、す、すまない、その、このお詫びは……できうる限りのことは……」

 すんごく焦った声。

「いや、ボクがよく周りを見ずに走っていたのが悪いんだ……」

「僕?え?君、女の子……だよね?」

 はぁ?

 フレッド、マージに付き合って、女の子みたいってネタはいいんだよっ!

 文句を言ってやろうと立ち上が……るときに、上半身を起こしてさらりと頭から落ちてくる長い髪。

 ぴぎゃぁーーーーーーっ!


(=゜ω゜)ノひひひ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=613262247&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ