第二部スタートだよ
どうも。ご無沙汰しております。……と、誰になんのあいさつしてるんだ。
教頭先生が辞めてから3日がたちました。
……数学の教師は半分が入れ替わったようですが、新しい人材確保も急にはできずに、数学の授業をほかの授業に振り代える必要が出てきたため……。
他の科目の教師も足りない状態で……つまりですね。
Fクラスの授業は後回しでいいよね!どうせやる気ないし、くずだし、クラスの人数も少ないし!
……って感じだよ。
はっ。
つまり、結局数学教師があんな目にあってんのに、懲りてない。まるっきり、懲りてない。
「えーっと、次の大会は、ダンス大会なんですが……」
ソフィア先生が朝から教壇で頭を下げた。
「ごめんなさい、ダンスは私は教えられなくて……その、一日も早く、ダンスの先生に来てもらえるように頼んではいるのですが……」
ったく。
「先生が謝ることではありませんわ!」
サーシャがぷんすかと怒りながら立ち上がる。
「なぁ、ダンス大会ってどういうのかまず教えてくれよ。24時間ダンス耐久大会か?だったら、俺、ちょっとは自信あるぜ!」
おい、マージ、そんな体力勝負なダンス大会なんて聞いたことないわ!ってか、なんで自信があるんだよ!24時間踊り続けるって、郡上踊りかよ!あ、さすがに郡上踊りでもそんなことないか。夜中ずっと踊り続ける祭りではあるけれど……。
「ダンス大会?わ、私、ダンスなんて……どうしよう……絶対みんなの足ひっぱちゃう……」
自信満々のマージとは真逆に、涙目になっている子たちもいる。
主に庶民だ。
まあねぇ……。あんまりダンスなんて学ぶ機会なんてないよね。そもそもダンスできたって、普段の生活にはなーんも役に立たない。
……貴族は、社交パーティーとかあるから仕方なく学ぶんだけど。
そもそも、学校の授業でダンスって必要かな?
……ああ、そういえば……日本の学校でも「創作ダンス」の授業とかあったかも……。
ひ、必要かな……。
創作ダンスの良さが全然わからない人間からすれば、もう爆笑抑えるのが大変な授業だったんだけど……。普段「運動得意です」って感じのちょっといきった男子が、ふにゃらふにゃらと謎のうご……。
「ぷっ」
だめだ、思い出し笑い、やばい。
「おいリザーク、何を笑っているんだ?この間、皆のダンスの実力を見る授業の感じでは、うちのクラスがSクラスに勝つのは並大抵の努力では……」
と、フレッドが表情を引き締める。
「あ、ああ、ごめん、えっと」
どうしよう、思い出し笑いとか言えない、なんで笑っていたか?えーっと、えーっと、ごまかしの言葉……うーんと。
「ボクたち、努力だけはどのクラスよりも得意だろ?だから、えっと、マージの言ったように、24時間耐久でダンスの特訓合宿とかしちゃいそうだなと思ったら笑えたんだ……」
ど、どうだ!完璧な言い訳!
ご無沙汰でございます。ご覧いただきありがとうございます。
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