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2. 見込みのお仕事

「看護師見込み」


正しく見込みであって、本物ではないのです。

今は改正されていますが、その昔は結果がてるのは4月末で、それまでの間は看護師の様な看護師じゃない者としてお仕事をする事になります。


因みに、私が配属されたのは外科病棟でしたよ。


私の第一希望はは小児科でしたのにね。第二希望の外科と成りました。消化器一般外科です。

固定チーム看護制で、看護師も2チーム、患者さまも入院した部屋によってチーム分けされます。外科病棟という事もあり、リカバリー室なる物がありました。

手術直後の患者さまが入り、一晩明かして問題なければ翌朝元の部屋に戻っていくのです。そこは各チームから1人出て担当する事になっていました。

Aチームは2人部屋が4つ、6人部屋が2つ。

Bチームは2人部屋が1つ、6人部屋が4つ。

リカバリーは4床のリカバリー室と、6人部屋が1つ。最初のチームはAチームでしたが、リカバリーに付いている6人部屋を新人2人で担当です。担当患者さまは3人ですよ。まぁ、16人も配属されればこんなにものですかね。


まず、業務的に覚える事は環境整備、定時のバイタル測定、点滴管理、清潔補助、包帯交換、排泄補助などですか。

環境整備はベット、ベット周りの整理整頓。

バイタル測定は10時と14時に体温、血圧、脈拍を測定。その他には食事摂取量の確認、排泄回数の確認、症状の有無の確認、術後ならばガーゼ汚染の有無、ドレーンからの排液量、性状、痛みの有無、腸蠕動音の確認、消化器外科なので人工肛門などがあれば排泄量、性状、ガスの有無。パウチからの漏れがないかの確認。病状や病態で人それぞれでした。

点滴管理は持続点滴であれば本人のものであるかの確認、交換時間の確認、現在の残量、滴下速度の調節、

輸液ポンプの動作確認、点滴量と速度の確認、刺入部の腫れ、固定の確認。

清潔補助は入浴できない人には清拭、足浴、手浴、洗髪。シャワー浴、入浴の介助など。

包帯交換は創部のガーゼ交換で、必ず1日1回医師が行うので、それの介助と創部の観察。浸出液の色、量、臭い、性状の確認。

排泄介助はオムツ交換からポータブルトイレへの移動の介助、汚物の破棄、トイレ歩行の介助など。


他にも食事介助、内服管理、血糖測定などなどありますが、何せ最初の担当は3人ですから。しかも、病状が落ち着いていれば、点滴もなし内服管理も食事介助も排泄介助、清潔補助もなく、ただバイタル測定のみ。


初受け持ち患者さま達は気の良いおじさん達だったので、ナースステーションにいるよりも病室の方が、居心地が良かった気がします。



ナースステーションは記録を書くにも場所がなく、カルテを読むのも一苦労なほど犇めきあってました。


しつこいですが、16人ですから(笑)














国家試験ですが、今は就職前に資格が取れるよう試験日が早くなったようです。お仕事もそうですが、後々気不味くなる事がありました。皆んなが受かる訳ではないので‥‥。

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