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祭りの日の夢  作者: 篠原葵
祭りで出会ったお面の子
8/10

疑い

・・・・・・。

気まずい・・・・・・。

3人は行商人のもとを離れてから、ずっと無言だった。

沙夜も千早も咲夜も、皆考えていることは同じだった。


「ひょっとして・・・・・・?」


咲夜が小さく呟いた。

だが、沙夜にも千早にもそれだけで十分すぎるほどに意味がわかった。


そう、伊吹は狐だったのかもしれない。

顔を見せられなかったのも、紐から匂いを嗅ぎ取ったのも・・・・・・。

狐が化けていたのだと考えれば全て辻褄が合う。

唐突にいなくなったのも、沙夜以外の2人には見えていなかったのも―――。


だが、そう考え始めた沙夜の中にはまた新たな疑問が浮かんでいた。


「じゃあ、何故わたしは伊吹と言葉を交わすことができたの・・・・・・?」


普通に考えて、ヒトと狐が言葉を交わすなど、ありえないのだ。

だが、伊吹が狐だとすると沙夜は狐と言葉を交わしたことになる。


「里のばば様でさえ、人外のモノと話をするのはすっごく大変なんだって、聞いたことがあるわ!」


沙夜の呟きが聞こえたのか、咲夜が言った。


「念入りに準備をして、それから一人呪いノ間に篭られるんですって。話をした後も、とても疲れて沙夜みたいに歩き回れる状態じゃあないそうよ?」


千早も言う。

確かに、2人の言う通りではある。

だが、沙夜には伊吹が狐だったとしか考えられなくなっていた。

でないと、説明が出来ない。


「ねぇ、でもわたしはね、伊吹は狐だったとしか思えないの。何故かは、わからないけど―――。」




短いです(´・ω・`)テスト終わったらちゃんと更新するから!!見捨てないでやってくださいっ><

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