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九月十三日のお題:『夕やけ』

 夕やけに目を細めたら、隣で君が笑った気がした。


 気のせいだとは思うけど、きみはいつも突然微笑むから気が抜けない。


 赤い空を眺めていると、ふいに昔のことを思い出したりして。


 昨日まで見てきた景色は、どこか遠くに行ってしまいそう。


 背負った荷物は突然軽くなった。


 振り返ると、きみが支えてくれていた。


 たった今来たその瞬間にしがみついた。


 ぎゅっと。もう離さない。


 きみが瞼を強く閉じたから、あたしは声を出さず微笑んだ。


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