88/94
九月十三日のお題:『夕やけ』
夕やけに目を細めたら、隣で君が笑った気がした。
気のせいだとは思うけど、きみはいつも突然微笑むから気が抜けない。
赤い空を眺めていると、ふいに昔のことを思い出したりして。
昨日まで見てきた景色は、どこか遠くに行ってしまいそう。
背負った荷物は突然軽くなった。
振り返ると、きみが支えてくれていた。
たった今来たその瞬間にしがみついた。
ぎゅっと。もう離さない。
きみが瞼を強く閉じたから、あたしは声を出さず微笑んだ。
夕やけに目を細めたら、隣で君が笑った気がした。
気のせいだとは思うけど、きみはいつも突然微笑むから気が抜けない。
赤い空を眺めていると、ふいに昔のことを思い出したりして。
昨日まで見てきた景色は、どこか遠くに行ってしまいそう。
背負った荷物は突然軽くなった。
振り返ると、きみが支えてくれていた。
たった今来たその瞬間にしがみついた。
ぎゅっと。もう離さない。
きみが瞼を強く閉じたから、あたしは声を出さず微笑んだ。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。