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八月十五日のお題:『色』
きみは、何色が好きなのかな。
知りたいけど、きみに直接訊ける訳がない。
だから、あたしは黙って想像するんだ。
なんでって、好きだから。
きみを深く愛するのに、これ以上の理由なんていらない。
もしきみが好きな色が赤色だったら、あたしも赤色が好きになるのかな。
赤色の物を見つけたら、ついつい買っちゃったりして。
だったらあたしは、もっともっと照れ屋さんになりたい。
そして、きみが話しかける度に恥じらってみるの。
どう?