表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/94

六月二十九日のお題:『陽射し』

 さっきまでの雨音は静寂に変わった。


 水溜りが映していた灰色は明るい陽射しになった。


 「また降りだすかもしれないから、もう少し時間潰そう」。


 「また降りだすかもしれないから、降りだす前に帰ってしまおう」。


 きみは、あたしがなにか言うとすぐ自分の考えを主張してくる。


 はずかしいのを我慢していったひとことを、簡単にひっくり返してしまう。


 「陽射しもあるし、大丈夫。はやく帰ろう」。


 やだ。やだよ。


 もう少しきみといたい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ