4/94
六月二十九日のお題:『陽射し』
さっきまでの雨音は静寂に変わった。
水溜りが映していた灰色は明るい陽射しになった。
「また降りだすかもしれないから、もう少し時間潰そう」。
「また降りだすかもしれないから、降りだす前に帰ってしまおう」。
きみは、あたしがなにか言うとすぐ自分の考えを主張してくる。
はずかしいのを我慢していったひとことを、簡単にひっくり返してしまう。
「陽射しもあるし、大丈夫。はやく帰ろう」。
やだ。やだよ。
もう少しきみといたい。
さっきまでの雨音は静寂に変わった。
水溜りが映していた灰色は明るい陽射しになった。
「また降りだすかもしれないから、もう少し時間潰そう」。
「また降りだすかもしれないから、降りだす前に帰ってしまおう」。
きみは、あたしがなにか言うとすぐ自分の考えを主張してくる。
はずかしいのを我慢していったひとことを、簡単にひっくり返してしまう。
「陽射しもあるし、大丈夫。はやく帰ろう」。
やだ。やだよ。
もう少しきみといたい。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。