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六月二十八日のお題:『風鈴』

 ざわざわ、ざわざわと風が騒ぐ。


 とっくに扇風機は仕事を休み、今は自然な風の音と、それと戯れる風鈴の音しか聞こえない。


 風鈴の音を聞くと、心が落ち着いてくる。


 火照っていたはずのあたしも、そして、今も隣にいるきみも。


 だって、ほら。


 さっきよりも浴衣が似合ってる。


 あたしの髪も、もうすぐ踊りだしそう。


 あと一センチ、あと一ミリ。


 きみに近づきたがっているあたしがいる。


 もう少しだけ、きみの近くで風鈴の音を聞きたくて。

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