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ex:『怪談』
「きゃっ」。
あたしはつい、きみに向かって飛び付く。
びっくりして心底冷えたけど、きみに添えられたとたん、壊れたように熱を持ち始めたあたしの体。
「暑い」。
きみの声は、その言葉をいうには、あまりにも冷たかった。
だけど、あたたかかった。
「怖いなら、しばらくそばにいていいぞ」。
なにかがはじけた。
不謹慎かもしれないけど、照れながら言うきみが、無性にかわいくって。
あたしは、がんばって臆病な子を演じることにした。
「きゃっ」。
あたしはつい、きみに向かって飛び付く。
びっくりして心底冷えたけど、きみに添えられたとたん、壊れたように熱を持ち始めたあたしの体。
「暑い」。
きみの声は、その言葉をいうには、あまりにも冷たかった。
だけど、あたたかかった。
「怖いなら、しばらくそばにいていいぞ」。
なにかがはじけた。
不謹慎かもしれないけど、照れながら言うきみが、無性にかわいくって。
あたしは、がんばって臆病な子を演じることにした。
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