表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/20

第5755 4話 肌寒い深夜とカップケーキ計画

 一年も終盤へと差し掛かろうとしている月。


 春を越え、夏を越えた。


 初秋といえども夏の暑さがまだ昼の太陽熱から感じることができる。その時の深夜帯も、まだ半袖で過ごすことができた。


 しかし、中秋になった瞬間、深夜帯がドッと肌寒くなった。日当たりの悪い私の部屋は外よりも寒く、半袖で過ごしていると、寒さで耐えられなくなるぐらいに部屋が冷え切っていた。


 そんな冷え切った部屋の中で夏服で痩せ我慢をしていたが、流石に限界がやってきた。私はクローゼットを開けて、中から長袖のパーカーを取り出す。それを着た瞬間、さっきまで露出していた腕がポカポカし始めた。


「……ほっ」


 暖かな感触に、緊張していた全身が解れて息が漏れる。


 少し前までは冷たい感触を求めていたのに、今では暖かい感触を求めていた。


 秋という季節は、一気に寒くなる。もうそろそろ衣替えしたほうがいいのかな。


 椅子に座ると、机の上に置いてあった食べかけのカップケーキを手に取り、一口食べる。口の中で咀嚼しながら、冬に向けての深夜帯の過ごし方を考えた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ