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第、17……録 寝惚け眼の……
それはベッドの中、眠る前……。
息の音がうるさく感じる程の静寂の中。
意識途絶えようとする前。
文を考えることもできない。
そんな状態で何を書いているのか。
何が書けるのか。
なんで書いているのか。
気付けば最新話の新規ページを開いていて、気付けば文を書き始めていた。
眠る直前の状態を書き起こそうとしたのか。
……。
そんな事を考えていると、瞼が落ちる。目を開けるのが嫌になってきた。
目を閉じてもキーボードの文字を入力しようとスリ。キーボードの位置も定まらなくなってきた。
もう寝よう。
意味不明な力に突き動かされたという事にして……。
まぁ、いい睡眠剤になったから良い。
アァ──いしぃがypんでいくーー
ベッドの掛け布団の中で書くと、あったまってジェウト同時に意識が薄れていく。
あぁー、もう限界だ。
そうやって眠りについた。
ここに何を書いたのかなんて思い出せるわけがない。
────ー………………
ァー
e cpんrむい
──────────
別の日の夜。なぜこのような文章を書き残したのかは覚えていない。さぞ眠かっただろうに。