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最強の先にあるものは  作者: 鍛冶屋
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朝職場に行くつもりが異世界へ

語学力のない全くの素人が趣味で書かせていただきました。少しでも面白いと感じて頂けたなら嬉しいです。

これが後に黒歴史にならなければ良いんですが…

一生懸命書かせていただきます!

よろしくお願いします!

「早く帰りたい、はぁぁ……」


まだ辺りが薄暗い中、会社に向かって車を走らせる。

本当はこんなに早く会社には行きたくない。

でも、早く行って、書類関係の書き物をして、

今日やる仕事の内容をいち早く確認して、

上司に早く認められたい、仕事を任されるようになりたい

失敗をしたくない、信頼を失いたくない。


こんな事を毎日考えながら仕事をかれこれ5年続けていた。


学生の頃に色々と堕落していた所があり

今になって後悔をしている。

他人に優しくをモットーに生きてきたけれど、

それだけではこの世の中を生きてはいけない。


特に自分の会社は鉄鋼関係の職場で職人気質の人間が多く

性格も少し変わった人間が多い。

そんな中で働いていると、心身共に疲弊してくる。

自分の優しさなんてそんな人間には通用しない。


いや、でも優しい人だっているよ!

いるけれど、それでもやっぱりすこし歪んだ人が多い。

そうなってくると朝、まだ出勤途中なのに

家に帰りたくなってくる。


「って考えすぎちゃうから疲れちゃうんだよなぁ……」

気分転換するために、お気に入りの曲を掛けようと

ナビのボタンを押すと、スピーカーからは

いつものノリノリな音楽ではなく、

透き通った綺麗な女性の声が聞こえてきた。


「選ばれし者よ、あなたが望む物を

なんでも2つ授けましょう」


「ただしその代わりどうか我々の世界をお救いください」



「んっ!?あれ?間違って違うボタン押したかな?」

ラジオにしてしまったのかと思い、もう一度操作する

しかし何度ナビのボタンを操作しようと全く動かない。

「ついにナビも壊れたか〜、はぁついてない、」



「まあ、別にいっか!」


音楽流れなくてもアカペラで大声で歌ってストレス発散しよう。

基本的にいつも歌っている曲はアニソンで

戦闘モノのアニメのOP.EDが多い。


「♫この身体に秘められし無限大の可能性〜

全てを見通すその瞳〜

るらら、ふんふんるらら〜

ふんふ、ふんふツッタカタッタ……」


「だめだっ!CDが無いと、うろ覚えで歌えないっ!

ナビ、ホントに使えないのかな?」

泣きの一回でもう一度ナビを触る。


するとまた、さっきの女性の声がまた聞こえてきた


「あなたの願いは神々に聞き入れられました。

心優しきものよ、どうか私たちの世界をお救いください」


「へっ!?まだラジオになってる?なんのCMだろう?

ゲーム?漫画?」


そんな事を思っていた次の瞬間、強烈な頭痛が

自分を襲ってきた。声が出ないほどの痛みで、

運転していた車を停車して道路に転げ出た

薄れゆく意識の中で頭の中に、


[スキル、無限大の可能性]

[スキル、プロビデンスの眼を修得]

と言う言葉が響いてきた。

そこで自分の意識は痛みに耐えきれず途切れた。




……

………

「おー…」

「おーい……」

「おーい!少年大丈夫かい?」

「おお!気がついたみたいだね!よかった!」


意識が混濁する中、

誰かに起こされていることだけはわかった。

まだめはぼやけているが、あたりが暗い事はわかった

それとさっきから頰に柔らかいものを感じる。

何だろうこの柔らかくて落ち着く感じは?

必死に意識を覚醒しようと、

動かない体で周囲に神経をこらす。


すると

目の前に、どんな男でも、虜になってしまうほどの

綺麗な女性がそこにいた。

肩より少し下までたれさがる綺麗な銀色の髪と黒い瞳。

小麦色に焼けた綺麗な肌

体は細いが、

羽織ってるローブの上からでもわかってしまう大きな胸。

どうやらこの女性が倒れていたところを助けてくれたみたいだ。


そしてその女性に自分は今膝枕をしてもらっていた、

なにこの状況、もう死んでも悔いはない!!


「じゃなかった!!!すみません!

助けていただいてありがとうございます、

本当に助かりました!」

そう言って起き上がろうとしたが、

体に力が入らず、目眩がして倒れそうになってしまう、


「ダメだよ、無理をしちゃ、今まで倒れてたんだから

まだもう少し横になっていないと」

そう言ってその女性は自分の頭を膝の上に乗せて

寝かせてくれた。


嬉しいんだか恥ずかしいんだかで

その後のことはよく覚えてない、

少し横になっていたら体力も回復して普通に起き上がれるようになった。

そこで改めてその女性にお礼を言った。


「助けていただいて本当にありがとうございます。

よければお名前を教えて頂けませんか?」


彼女は全てを虜にする笑顔で

「どういたしまして!私の名前はネネだよ宜しくね」


その笑顔に見とれているとネネさんは

「少年の名前は?」

と聞いてきた。


自分の名前を言っていないことに気がつき、すぐに

「すみません、自分の名前は蒼井夏です」

とそう告げた、するとネネさんは


「ナツ?変わった名前だね、他の国から来た冒険者なのかい?」


そこで自分は周りの景色が気を失う前に見ていた景色とは全く違う場所にいることに気がついた。

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