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1話、迷って混ぜて

初めての作品です。

文法が怪しいかもしれませんが

生ぬるく見ていってください。


よろしく!

 ここは片田舎のスーパーマーケット。

 その一角で一人の小太りの男がウロウロしていた。


「う~ん、この辺はもうじっくり見たな。今度は町のほうに行くか。」


 俺の名は「西山 山羊人 」(にしやまやぎひと )」 物色するのが好きな22歳フリーターである。

物色するといっても、万引きをしようとしているのではない。

雑多な物を眺めて使い道と使い心地を想像するのが好きで、俺にとって趣味といえるものだった。


 「今日はこの辺で、晩飯買って帰るか」


 そう言って金魚コーナーに置いてある水槽用の木の置物を置いて辺りを見回してから、

総菜コーナーに歩き出そうとして・・・・・・


 「こんな扉あったか?なんだこれ、この店の扉じゃないよな?」


 目の前にはコンクリートに半ば埋まるようにしてできている石作りの扉があった。ものすごく好奇心をくすぐられた俺は扉を開けて中を覗き込む。


 「え?なんだこれ、どこに続いてんの?何メーターあるんだよ。」


 眼下には地下へと続く螺旋階段があった。そして明らかに今俺がいるスーパーの店内とは、なんというかか・・・・・・ 空気が違っていた。


 「どこに続いてんだ?俺の白昼夢か?女子高生が転がるような作者の魔法学校に行く方法にこんなのあったな?ちょっとちがうか?」


 現実離れした光景に独り言をつぶやきながら螺旋階段を降り始める俺。その時には世界を巻き込んだ面倒事が始まるとは思いもよらなかったのである。




 螺旋階段の底にはいくつかの綺麗な球が並んでいて、真ん中には福引で見かけるガラポン抽選機を大きくしたものが鎮座していた。そして抽選機の上にはこんな説明書きが書かれていた。


  {これは世界混合器。これに気に入った珠と青い珠を入れて回してね。ここに案内したモノより}

  

 この不思議な石造りの地下室を作った人間は、だれか招待してビンゴ大会をしたかったのかと思いながら抽選機の蓋を開けて適当に目についた碧の球を放り込みながら呟く。


 「スーパーの地下に不思議空間があって宝石を入れて回せ?本格的に夢か、ありえんものなこんなの。」


 そして、青い珠を放り込み現実感のない抽選機のドラムを回した。と同時に俺の視界もぐるんぐるん回り意識が飛んでいく。

 「あぁ・・・やっぱり夢だったんだなー。いつ昼寝したっけー・・・・・・」

 

 そして完璧に意識を手放した。


 ???

 「こいつがもう一人の自分かー?」



 


読んでいただき有り難う御座いました。

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