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書き物の合間に

作者: 竹仲法順

     *

 上手く休憩を取る。ダラダラやることはない。常に時間配分を考えながらやっている。いつも心がけていて、ロスタイムをなるだけ減らしている。

 だが、人間ってどこかしらで時間を無駄にしている。これはどうしようもない。人だって動物なのだから、どんなに細密な計画を立てても実行できないのだ。どんな人でも、無駄に過ごす時というものはある。まあ、それがいいか悪いかは別として……。

     *

 人間って寿命が長いのだし、これからもっと長くなる。ボクが年を取る頃には、百二十歳とか百三十歳ぐらいのお年寄りが大勢いるようになるだろうし、ボク自身も百歳は優に超える。元々生に執着が強くて、長生き型なのだ。反面、普段巷で見かける人間など皆刹那的で、明らかに人生を生き急いでいる。可哀想。そんなに焦らなくていいのに。

 書き物の合間に休憩がてらコーヒーを飲むのだ。これが結構美味しい。コーヒーはブラックで飲むと、ストレス解消になり、体内の血液の循環をよくして、ガンや心臓病などの予防になる。実にいい飲み物。日常でもイライラしている人にはお勧め。飲む点滴なのだから……。

     *

 前述したように、生き急ぐ人は損をしているのだ。自分で気付かないのだろう。人生の長さというものを。可哀想だが、そういった人は短命で、あっさりと命を落とす。目の前のことにイライラするのが、どれだけ損か知らないのだろう。ゆっくりと生きていけばいいのである。そういった楽観はすでにボク自身、身に付いている。決して物事に一喜一憂しない。見定める心とでも言うのか?それが強みなのである。今日ダメなら明日がある。ベストな生き方だと思える。

 もちろん、自分から好んで太く短くという人もいるだろうが、これは不幸。人は長く生きてみないと人生の真の意義が悟れない。当たり前のことだが、分かってない人が多い。太く短く生きて、何をなせるというのだろう?同級生とかでも、二十代で亡くなった人間などがいるが、実に不幸である。人生の醍醐味を知らずに死んだ。お気の毒だ。まあ、それも生き方の一つなのかもしれないけれど……。

     *

 話がだいぶ飛んだが、最後に一言言うとすれば、ゆっくりと味わい深く人生を送りたい。学生時代など、過去にはいろいろあったが、それは終わったこととして。これからは人間も八十歳とか九十歳じゃ死ななくなるのだから……。もちろん酒やタバコなどをやりたい放題やる人には、早くお迎えが来ますが……。

 ひとまず一筆書かせていただきました。

 ではまた。

                             (了)


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