第97層 留守
この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。
キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。
様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。
数回しか通ってない、印象的な市場を抜けて、ミライたちはネルロスさんの宿屋前に着いた。
宿屋前でミチとミライは、顔を合わせて頷き、ミチが扉の取っ手に手を掛けた。
「こんにちわー。ネルロスさーん」
ミチの元気良い声は、宿内に響き渡った。
しかし、宿内からの反応は全く無い。
「……居ないみたいね」
ミチは叫んだまま固まり、呟いた。
ミライは玄関に顔を入れて、状況を確認しようと回りをキョロキョロ見渡す。
そして、何かに気がつき、玄関横の台の上の紙切れを一枚手にとった。
ミライの元に運ばれていく紙をミチは目で追いかける。
ミライは紙切れに書いてあることを目で通し、音読する。
「少し空けています。ごようの方は入ってすぐ左の部屋でお待ちください。だってさ」
「そう。留守なのね」
ミチは軽く返事を返して、さっさと宿内に入っていく。
「おじゃましまーす」
ミライは玄関で一言良い、入り口の扉を閉めてから、指定された場所の食堂に足を運んだ。