第96層 入り口
この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。
キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。
様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。
町の入り口前の見覚えのある看板。
まだ、弱かった頃に最初にまともに挑戦者と戦った場所。
「やっと、戻ってきた……」
ミライは、ビナンケの町の入り口がはっきりと見えてきた当たりで足を止めた。
ここを出て、数週間。
長いようで短く、内容の濃い旅だった。
そして、この場所を始めて訪れたときは、3人だった……。
「色々あったけど、戻ってこれたのよね、私たち……」
ミチの表情は、懐かしさを帯びている。
「行こうか」
そんな表情を見て、ミライは一言言って歩き出す。
ミチも黙って、ミライについて来る。
そして、ビナンケ入り口の門代わりの2本の柱の前。
昼過ぎの町並みは、平和なようで人もにぎわっている。
ミライ、ミチと順番に、草原と町との境界線を潜っていく。
前ここを通過した時とは、潜る順番も、人数も、考えることも、全てが違っていた。
そして、成長もしてきた。
「まずは、ネルロスさんに会おう」
「うん」
ミライの問いかけに、ミチは軽く返した。
そして、2人はネルロスさんの宿屋に向かうのだった。