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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第一章 ホール・ダンジョン
92/217

第92層 決戦寸前

この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。

キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。

様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。

 (ようやく虫けらが1匹……)

ロンギコロンは、ミチとミライとの距離をとって、空中で声を弱らせて言う。

 その言葉に、ミライは首だけを動かし、横目でロンギコロンを見つめる。

 目は大きく見開いているが、視線がどこか冷たい。

 (何だその目は!まだやるというのか)

そう言ってロンギコロンは、あの時の風を起こす体制に入る。

 ミライはロンギコロンを見つめたまま考える。

 バリアでは防げない。

 ならば、対等または、それ以上の威力の魔法で打ち消しかない。

 ミライは決心して立ち上がり、ロンギコロンの方向を向く。

 両手には、一度刃をメニュー画面に戻して再生したユミルの大剣。

 相変わらず重すぎて、刃は地面に刺しっぱなしで、持ち手を持つだけの状態。

 それでも、力はもの凄く湧いてくる。

「さあ、来い!」

ミライは目を見開いて叫ぶ。

 ロンギコロンの発動条件もそろい、ミライも身構えて、いざ決戦。

しかし、その時、信じられない出来事が起きた。

 ロンギコロンが、突然空中から叩き落されたのだ。

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