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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第一章 ホール・ダンジョン
89/217

第89層 半壊

この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。

キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。

様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。

「いたたたたた」

地面に到着して、ミチは呟いた。

「まあ、無事到着か」

ユミルは、そう言って笑う。

「どこが無事だよ!まあ、生きてるけど」

そう言ってミライも笑顔を見せる。

「ふふふ、まあ、ミライ。ご苦労さま」

ミチは、そう言ってミライに魔力回復薬を投げ渡した。

ミライは冷静にそれをキャッチ。

「どうも」

一言お礼を言い、薬ビンの中身をイッキ飲み。

「それにしても減速なんて良く考えたな」

ユミルが関心の態度を示して言う。

「いや、正直最初のバリアはとっさにもがいて発動しただけだから」

そうは言うものの、誉められると顔がにやけてしまう。

ミライはミチに魔力回復薬を一本投げた。

「これは?」

ミチは驚いた表情で聞いてきた。

「魔力を少しずつ回復させてくれたのを気づかなかったとでも?」

そう、ミチは後ろから何かしらの魔法を使って、ミライの魔力を回復させていたのだ。

ミチが照れ臭そうに笑い、受け取った薬を飲み干す。

「どうりで……って、俺なにもしてねえ」

ユミルは、笑顔で言う。

「貸し1ね!」

ミチとミライの声が重なり、3人は笑うのだった。


「さて、町に戻ろるわよ。少し遠回りをしてね」

ミチは、森と森の間にある大きな道を見て言った。

確かに遠回りだが、森で迷う事を考えると近道な気もする。

 「そうだな。ネルロスさんやガープさんに、この事を伝えないとな」

そう言ってユミルはその場を立ち上がった。

ミチとミライも動きに釣られて立つ。

 「ところで、なんて伝えるの?」

ミチはユミルの方を見ていった。

「なにって……ボスは倒したんで、これで安心です。とかね。倒したの俺らじゃないけど」

ユミルが笑いながら言った。

 その時だった。

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……と地面が突然揺れ始めた。

「な、なんだ!」

「地震!?」

ミライとミチは、思わず声を上げる。

 もの凄い揺れている。

 立っているのも精一杯だ。

 思ったのだが、もしもここが地下世界だったら……空が降ってくるんじゃないか?

 3人は、不安を隠せず辺りを見渡す。

 地面は、数十秒間揺れ続けたが、急にピタッと揺れが収まった。

「ふうー、大きな揺れだったな……」

ユミルは落ち着いた口調で言った。

 何もおきなくて良かったと、3人がホッとしているときだった。

 みしみしと、何かが破けるような音が3人の耳に入ってきた。

そして、入った瞬間に巨大な爆発音が……。

 思わず3人は耳を手で押さえる。

そして、瞬時に爆発音のした、大樹を3人は振り向いて見た。

 ……そこに見えたのは、半分より上の部分が完全に無くなった大樹と、爆発によって吹き飛ばされるモンスターや、大樹の破片。

そして、今までとは規格外の大きさの体格をしている、羽で空を飛ぶモンスターだった。

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