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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第一章 ホール・ダンジョン
87/217

第87層 綱渡り後半戦

この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。

キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。

様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。

 3人は無言で縄を伝って下りていく。

 誰も弱音を吐くことも無ければ、元気付けることも無い。

 ただただ必死にロープをつかむ。

 だれかが力尽きれば全員が死んでしまうといった状況。

 こんな地獄と隣り合わせの状況がしばらく続いた頃、何一つ会話が無かった所にミチが声を入れた。

「ねえ、地面が見えてきたわね。もうすぐゴールよ」

ミチの言葉に元気のよさは無かった。

 地面は最初から見えてたわけだが、地面に生える草木が、はっきりと見えてきた。

ミチはきっとその事が言いたいんだろう。

「がんばろう。もうすぐだ!」

ユミルも元気付けようと、大声で言った。

その時だった。

 もの凄い突風が、3人を襲う。

「きゃっ」

ミチは思わず叫ぶ。

 3人のつかまるロープは、振り子のように大きく揺れる。

 完全にロープに振り回されている。

 そんな状況が数十秒続き、それからゆっくりと、ロープは一直線の定位置に戻った。

「何とかなったか」

ミライは、ユミルの先のロープの上の方を見て言った。

 3人はホッと胸をなでおろしていた。

その時、今まで重力に逆らっていた手に、重力を感じなくなった。

 一瞬、安心のあまりかと思ったが、どうやら違ったらしい。

 上の方から、長いロープの先が落ちてくる。

……完全に縄が切れたようだ。

「うわああああああああ」

3人は全く同じタイミングで叫び、真っ逆さまに落ちていくのだった。

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