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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第一章 ホール・ダンジョン
83/217

第83層 救いのサンドイッチ

この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。

キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。

様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。

 「いただきまーす」

 「いただきます」

ミチのやる気の無い掛け声と共に朝食が始まった。

 ミチは不機嫌と言うか、全体的に力が抜けている感じだ。

 ミライが奏でたフライパンを叩く音で目を覚ましたことが不快だったらしい。

 ユミルは体は動いているが、頭の中は完全に寝ている状態にみえる。

表情が全く変わることが無いのだ。

 でも2人とも、いつもより食べるペースが格段に速いのは気のせいだろうか……。

2人の手元のベーコンレタスのサンドイッチが、口の中に消えていくスピードが異様に早い。

「そんなに早く食べたら喉詰まらせないか?」

ミライは急ぐ2人に対して問い掛ける。

「お腹空いてるのよ!」

「前に同じく」

2人の声は何故か尖っていた。

 そんなにフライパンで起こす事が良くなかったのか……?

 しばらく3人の間で会話は起こらなかった。

「ごちそうさまでした!」

「ごちそうさまでした」

3人は、しっかりと合掌。

 2人の声に尖りは無くなっていた。

「このサンドイッチが不味かったら本当に怒っていたわよ。ねえ、ユミル?」

ミチは突然言うと、ユミルの表情を伺った。

ユミルは一瞬驚いた表情になるが、すぐに笑みを浮かべる。

「だな。作ってあったから良かったが、何も無かったら……」

「なかったら?」

ユミルが言葉を詰まらせたので、ミライが聞き返す。

「この木の大きさぐらいのケーキを作ってもらうところだった」

そう言ってユミルは、ミライではなくミチの方を見て笑う。

ミチもユミルの表情を見て、軽い笑みを浮かべる。

 一体2人に何があったんだろう……。

 まあ、楽しそうだから機嫌治ったみたいだから良いんだけど。

「一体何があったんだよー」

ミライはそう言いながら笑う。

そして3人は、笑いながら食に関する話をし始めたのだった。

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