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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第一章 ホール・ダンジョン
82/217

第82層 待ち時間

この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。

キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。

様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。

 ミライは朝食を作り終え、2人が目覚めるのを待っていた。

 それにしても、大樹の頂上から見える景色は良い眺めだ。

 ほぼ外が見えている開放的な空間のフロア。

 大樹から周りを見渡せば、1箇所大きな岩山がある以外は、全てが地平線のような気がする。

 地平線から少し目線を落とせば、僕らがここに向かう前に居たビナンケの町が、もの凄く小さく見える。

……僕らはここを目指して相当な距離を歩いてきたんだな。

 そして、大樹を取り囲む巨大な森。

だと思っていたが、実際真上から見るとそんなに面積広くも無いなーと思ってしまう。

 大樹を取り囲む森より下は見ることが出来ない。

実際見てしまったのだが、あまりの恐怖感に腰を引いてしまうほどの迫力だ。

 それにしても……。

「それにしても、なかなか目を覚まさないな。2人とも」

ミライは2人の寝顔を見る。

 昨日の悪夢を見ているような表情ではなく、何か吹っ切れたような、すがすがしい表情を浮かべて眠っていた。

 ミチからは、いやらしく唾液が口元を伝っていくのが見て分かる。

「……起こすか」

ミライはそう言って、大きくため息をつき、メニュー画面からフライパンとお玉を取り出すのだった。

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