表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第一章 ホール・ダンジョン
79/217

第79層 明るさ

この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。

キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。

様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。

「ミチ、どうした?」

ミライは火を出すイメージを止めて暗闇の中聞き返した。

「あと1分、いや30秒で良いから」

 やはり、ミチの声は遠いところから聞こえてくる気がする。

 声が小さく聞こえるのもあるのだが、何より今までに無いトンネルの中で叫んだときのような響きで、こちらに声が伝わってくるのだ。

「もう良いわよ。早く明るくして」

ミチの声が、近場で聞こえる。

「今明るくする。フゲネス、フレイム……」

ミライは、小声で呪文名を言った。

 すると、その声の大きさに合った小さな火の玉が、ミライの手平の上で弱く光を出した。

 なんだかイメージより大きさが小さい気もするが……。

「……やっぱり暗いな。今までが明る過ぎたんだけど思うけど」

自分で出した火を見て、純粋な感想を呟くミライ。

 数分前は、昼間のような明るさだったから、まあ暗く感じるのは仕方ないか。

「んで、何でミチはもう着替えてるんだ?」

ユミルがミチに対して言った。

 ユミルの言葉を聞いて、ミライもミチの方を見る。

 確かに、そこにはパジャマ姿のミチがいた。

 あまりに暗くて、パジャマの色はオレンジにしか見えない。

「別に良いじゃない。真っ暗だったんだし」

「まあ、良いんだけど……」

ミチの言葉に、ユミルは言葉を軽く返した。

その時だった。

 ミライの点した弱い炎が、完全に消えてしまった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ