表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第一章 ホール・ダンジョン
78/217

第78層 魔法解除

この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。

キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。

様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。

 「ねえミライ、一体どうしたのよ!」

ミチは、焦りながらバリアを作り出したミライを見ながら言った。

「いや、僕の予想が正しかったら……」

ミライはずっと入り口を見続けている。

 正直、ミチが音に関心を向けるまで分からなかった。

 もし、あのときの戦闘の「解除」が全魔法解除なら……。

 あれ……でも1回目の魔法解除で、背中のバリアの破片消えなかったような……。

 まあ、何かの思い違いだろうって事にしておこう。

ミライが、そうあれこれ思考を巡らせてるときだった。

 ミライの張ったバリアが、もの凄い物音を立て始めた。

「な、なんだ!」

その光景にユミルが思わず声を上げる。

「やっぱりそうだったか……危なかったー」

ミライはホッと胸をなでおろす。

「ねえ、あの数のモンスターって……」

「たぶん、下から追いかけてきたモンスターたちだと思う。僕がセーナとの戦闘で魔法解除しちゃったから、入り口に仕掛けたバリアも解けたんだと思う」

「なるほどねー」

ミライの答えに、ミチは感心する。

「で、ミライは焦ってバリアを投下したと」

ユミルはバリア向こうの光景を見つめながら言った。

「そういうこと。まあ、ミチのおかげなんだけどね」

ミライはそう言うが、ほめられた本人は理解して無いらしい。

 ミチは、ミライの言葉にポカーンとしていた。

「ま、せいぜい私に感謝するのね!」

 全然理解してないミチでも、褒められているのは分かったようで。

「それにしても凄い数だな。あの奥の道に何千匹……ってなんだ!」

 ユミルが何かを言いかけている時だった。

 3人の居るフロアの昼間のような明かりが、急に真っ暗闇に変わってしまったのだ。

「え、これも、ミライに関係あるの!?」

「違う!たぶんセーナが魔法解除したんだ!」

ミチもミライも、かなり困惑してるが考えは冷静だ。

「それってどう言うことだ」

ミライの言葉に疑問を思い、ユミルは聞き返した。

「この下のフロアと、このフロアが明るかったのは、セーナの光魔法のせいなんだ。だから、その明かりが消えたって事は、セーナが魔法を解除したんじゃないのかって」

「なるほど。魔法使いならではの思考か」

 どうやら僕の説明に、ユミルは納得したようだ。

 しっかし、この暗さ、どうしたものか……。

「ミライ。とりあえず、火でも出してくれ」

ユミルの提案の声が、暗闇の方から聞こえてきた。

 なるほど、その手が有ったか!っていつも通りだけど……。

「分かった、今つける」

「ちょっと。ちょっと待って!」

ミライが火の魔法でも出そうかと思った時に、ミチの声が遠くから聞こえた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ