第76層 ニヤニヤ
この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。
キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。
様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。
「……………………………………」
ミライは話すこと話してから、しばらく無言になっていた。
全て話したはずだと思う。
将棋で言う穴熊の引きこもり戦術や、セーナの服を切り裂いた事や、バリアの破片で僕自身気を失ったこと。
鼻血を出す原因となったシーンまで……。
そして、この先に下りる出口があることも。
「……なんでそんなにニヤニヤしてるんだよ」
ミチとユミルは、爆笑って程でもないが笑っている。
笑う場面なんて……あったか?
「いやー楽しそうに戦ってたんだなって」
「そうそう。私もそういう風にしか聞こえなかったわ」
2人の笑顔の原因は同じようだ。
あのときの戦闘、死ぬか生きるかの大接戦だったんですけど!
俺、何かへんなことでも話してる途中に言ったか?
「なんで?ねえ、なんで楽しそうだって思ったんだよ」
ミライは2人に対して聞いた。
「ごちそうさまでした!」
「ごちそうさまでした」
「ごちそうさまでした、っておい!」
ミライの突っ込みに、2人は笑う。
ミチの「ご馳走様でした」で話を完全にそらされた。
「別に気にすることでもなんじゃない?それとも、まだ話してないって事があるわけ?」
「いえ、何にも……」
結局ニヤニヤの理由が何一つ分からずに、気がつけば食事が終わっていた。