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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第一章 ホール・ダンジョン
69/217

第69層 ひきこもり

この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。

キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。

様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。

 「はぁ、はぁ……なかなかやるようね……」

セーナが折れ曲がった傘を、杖代わりに地面に付きなが言った。

 戦闘開始から数分がたっただろうか。

 戦況はと言うと……。

「は、早く出なさい!そんなの卑怯よ!」

セーナはミライをじっと見つめながら言った。

 その距離、30cmだろうか。

 セーナの強く可愛らしい目つきが良く見える。

……バリア越しに、だけどね。

 ミライは、完全に四方に張ったバリアの中に引きこもっていた。

 卑怯者ではない、戦略だ!と、心の中は強気に。

「変な光魔法出されたら、動けるわけ無いだろ」

 変な光魔法とは、セーナが打ってきた様々な魔法のこと。

火の玉の光るバージョンや、光るレーザービーム。

ユミルの使ってた、光の斬撃のようなのも使ってきた。

しかも、それが全て魔法を発動してから、こちらに届くまでが速いと来た。

 唱えるまでが少し遅いのだが……。

 そして、こちら魔法は相手が速すぎて当たらない。

だから、この状況は仕方なかったのだ。

「卑怯者!ひきこもり!ライトビーム」

バリアから距離をとって、セーナの批判と共にビームが飛ばしてくる。

 ライトビームは単純な名前の技なんだが、威力は化け物。

最初に奇跡的に跳ね返したビームは、あの空に向かって伸びる大樹の枝を一本粉砕したのだ。

 まあ、その技さえ見なければ、ひきこもりなんてしなかっただろう。

「死なない程度なんて、嘘だろ!?」

ミライは思っていたことをバリアの中からぶつける。

「瀕死になるけど、死なないわよ。だから出てきなさい!」

「瀕死もお断りだ!」

 セーナは折れ曲がった傘で、バリアをガンガン叩く。

当然そんな物でバリアが破壊できるわけが無い。

 物理攻撃も光魔法も跳ね返すバリア。

どうやら、この子とは相性が良いらしい。

守ることに対してだけど……。

「もういいわ。あなたから攻めてきなさいよ」

そう言って、セーナは武器である傘をしまった。

 攻めろといわれても、バリアの中からは魔法が打てないのは、とっくに分かっている。

「どうしたの?まさか、それ以外魔法が無いの?」

 嫌な所を付かれたものだ。

「そんなわけ無いだろ。今に痛い目合わしてやる」

とは言っても、バリアを解除したら恐らく相手の魔法が先に飛んでくる。

 相手よりも先に魔法を放つなら、出来るか分からないが、このバリアを……。

「覚悟しろよ。いくぞ!」

「来れるものなら」

セーナは不敵な笑みを浮かべる。

そして、ミライはバリアの中でイメージを含まらせるのだった。

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