第60層 共同木登り
この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。
キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。
様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。
「ねえ、もうちょっと高くならないの?」
ミチはミライに対して、強い口調で言った。
「やっぱり上に物が乗ると、高さが縮むんだな」
ミライは、自分の魔法を関心しながら言った。
「で、どうするんだ?侵入する前に、あの団体さんに捕まるぞ」
ユミルは、火の玉の落ちた方向に集まる虫たちを見ながら言った。
団体さんの数は、ざっと見て1000は居るだろうか。
「どうするって、登るしかないわよ。たとえば…3人で肩車とか」
「こんな滑る足元でか?」
ミチの意見に、素早くユミルが批判した。
確かに足元は、少し高い位置に出来たバリアの上だ。
落ちれば、死にはしなと思ういが、危険なのは確かだろう。
「大丈夫よ。一番下のユミルの足なら!」
「ちょっとまて!一番下ってどういう事だよ」
ユミルは少し強い口調で言った。
「だって、ユミルとミライじゃ体格まるで違うし。私が一番下なんてまず無いでしょ。まあ、消去法よ。たぶん、ユミルなら大丈夫よ!」
ミチは淡々と説明した。
その説明を聞いてユミルは、やれやれと首を横に振り、大樹の幹のすぐ側でしゃがみ込んだ。
「ほら、ミライ、俺の肩に乗れよ。足乗せたら、大樹の幹に手を置いとけよ」
ユミルはそう言ったが、いまいちよく分からなかった。
ミライは、靴と靴下をメニュー画面に片付け、ユミルの肩に足を乗せ、両手のひらを幹につけた。
「はい、ミチ乗る番」
ミライは、ミチに対して軽く言った。
そしてミチは、ミライの首元に股を入れ、足をミライの胸元で交差させ、手のひらをポンと、ミライの頭に置いた。
ミライ視点からは、ミチのしなやかな足がクロスしてるのしか見えない。
だが、いやと言うほど体の部分でミチを感じる。
特に、首後ろ。
気を抜けば、今にも鼻時が出そうだ。
そうミライが顔の熱を上げてると、ミライの下から掛け声が届いた。
「じゃあ、立ち上がるぞ。気をつけろよ。」
そう言ってユミルは、ゆっくりと曲げている膝を伸ばし始めるのだった。