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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第一章 ホール・ダンジョン
58/217

第58層 規格外

この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。

キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。

様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。

 大樹前の少し大きな木陰。

3人は、その木陰で火の玉の着陸を待っていた。

「ねえ、思ったんだけどさ。あれが着陸したとき、爆発しなかったらどうなる?」

ミライはユミルに対して、小声で聞いた。

「どうなるって、モンスターの気が引けなくて、失敗!みたいな感じになるだろ」

ユミルは少し楽しそうに言った。

 ミライは少し笑顔を見せながらも、動揺を隠し切れない。

「大丈夫よ!爆発しなかったら、あの数突破するだけだし」

ミチの元気な言葉が、未来の精神に追い討ちをかける。

「ははははは・・・」

ミライの口から、変な笑い声が出る。

「そろそろ来るぞ」

ユミルは、落ちていく火の玉を見ながら言った。

 そして、あの火の玉が、地面とぶつかった。

その瞬間、もの凄い爆音が一面に広がった。

 ミチは思わず、耳を塞いでいる。

爆音の次に、大きな火柱を立てて、地面の方から順に炎が消えていく。

そして、最後に残ったのは、大きな黒雲だけ。

3人は火の玉が落ちてからの光景を、ただただ口を空けて見ることしか出来なかった。


 3人は、火の玉の落ちた場所に向かうモンスターの軍勢を見て、我に返った。

ユミルは、手を広げてミライに近づいていく。

そして、綺麗な音のハイタッチ。

もちろんミチともハイタッチ。

「完璧だよ!予定外の規模でよかったよ」

ユミルが大絶賛をして、ミライを見る。

「待ったかいがあったって感じね!」

ミチは笑みを浮かべながら言った。

「はあーよかったー!」

ミライも心から声を漏らす。

 本当に失敗しないで良かった。

 全く考えなかったけど、どうにか成った!

 うれしくて、無意識に笑ってしまう。

「さて、だいぶ行ったかな。あの数が戻ってくる前に侵入しようか」

ユミルはそう言って、手を高く上げて体を伸ばした。

ミライはユミルを見て軽くうなずく。

「じゃあ、行くわよ!」

ミチは掛け声と共に、大樹に向かって走り出した。

そして、2人はミチの後ろを走るのだった。

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