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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第一章 ホール・ダンジョン
56/217

第56層 迷死森脱出と新たな問題

この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。

キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。

様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。

 食事中は、今後の作戦会議。

ここ数日は、そんな食事を送ってる気がする。

 今現在も、作戦会議中だ。

「で、行ってみようかってね!」

ミチの元気の良い説明が終了した。

 まあ、説明しても、しなくても、結果は同じだろう。

「まあ、行こうか。モンスターに見つからない程度にだけどね」

ユミルが少し笑顔を見せていった。

「ごちそうさまでした!」

「ごちそうさまでした」

3人は手を合わせて言った。

 これが作戦会議の終了の合図なのかもしれない。

3人は食器をメニュー画面に入れた。

「さて、行きましょうか!」

「なんか楽しそうだな」

ミチの笑顔に、ユミルは笑顔で言葉を返した。

「なんか目的が有ると、ね、やる気出るのよねー」

これから向かう方向をミチは見て、微笑みながらそう言った。

 本当に喜怒哀楽が多い子だな、とミチを見ながら思ってしまう。

「あのモンスターの姿を見失わないように行こう」

ミライはそう言って、バリア外の少し奥を指した。

 そこには、慌ててどこかに向かうモンスターの集団がいた。

「急ごうか。ミライ、バリア解除」

ユミルはモンスターを目で追いながら言った。

 ミライはバリアを全て解除した。

 最初の頃に比べれば、バリアの消えるスピードが速くなった気がする。

 モンスターの姿がだんだん小さくなっていく。

「急ぐわよ!」

ミチはそう言うと、モンスターの集団を追うように走り出した。

そして、ミライもユミルも、ミチを追うように走り出すのだった。


 この世界での体力は、地上と比例してるのだろうか。

いや、恐らく比例したとしても、相当強化されているだろう。

何故かと言うと・・・。

「や、やっと…やっと出れたー!」

息を切らしながら、ミライは叫んだ。

 恐らく体感時間的に、3時間ぐらい走っただろうか。

 前半は話しながらだったが、森を抜ける少し前の頃には、足音と呼吸音しか聞こえなくなっていた。

「意外と近場に在ったもんだな」

ユミルは息も乱れず、落ち着いた口調で言った。

ミチも全く息を切らしていない。

 どうやら、体力は地上と比例しているらしい。

 3人はしばらく無言で、辺りを見渡す。

目の前に広がる、草丈の低い草原。

久しぶりの大空。

少し先に見えるのは、目標地点としていた大樹。

今度はちゃんと根元の方まで見えている。

そして、大樹の頂上は、ここからでは見えなくなった。

雲が大樹の周りをおおっているのだ。

と言うよりも、あの木が雲を出してるという捕らえ方も出来る。

 「ねえ、ちょっと見てよ!」

ミチは突然叫び、少し遠くの方を指差した。

そこには、恐らく3人がいただろう、あの草丈が少しある大草原が広がっていた。

 少し道を変えれば、森に入る必要が無かったらしい。

3人は、少し力が抜けた。

「まあ、悔やんでも仕方ないな。それよりも、あの大樹見ろよ。モンスターがわんさか出入りしてるぜ」

ユミルは、大樹の方を見ていった。

 確かに今まで戦ってきたのから、全く知らない物まで、様々なモンスターがそこには集まっていた。

その中には、あの苦戦した触手や蜂も数え切れないほどいる。

「ねえ、僕らはあの中を進むの?」

「さすがに大変そうよね」

ミライとミチは、不安を隠しきれない。

 目の前の圧倒的な数に、3人で立ち向かうなんて、まず無理だろう。

それが、どんなにレベル差が有ったとしても。

「大丈夫だ。俺に良い案がある」

ユミルが不敵な笑みを浮かべながら、そう言った。

「なに?そんなに自信がるの?」

ミチもユミルの笑みを見て、思わず笑ってしまう。

「たぶん行けるだろう。まあ、作戦の主体になるのはミライだけどな」

そう言って、ユミルはミライの方を見る。

「僕が!?てことは魔法で?」

「そう!その通り」

ユミルは相当作戦に自信があるらしい。

ユミルから笑みが消えないのだ。

「まあ分かったよ。どうせ良い案浮かばないし。ユミルに乗るよ!出来る範囲で」

ユミルに笑みを見せるミライ。

「ユミル、私は?」

ミチはユミルに対して聞いた。

「魔力回復の呪文とか無いしなー。ミライが魔法はなったら、魔力回復薬を口に流し込んでやれ!」

その言い方は、ユミルなりの優しさだろうか。

 まあ、こんなミチに対して「役割は無い」なんて言えないだろうな。

「んで、肝心の作戦の方、そろそろ話そうよ」

ミライは落ち着いた口調で、ユミルに対して言った。

「そうだな。もったいぶっても、しょうがないしな」

そう言って、ユミルの表情からだんだん笑みが消えていく。

そして、ユミルは一呼吸をして、話し出す。

「では作戦内容を言う!まずは・・・・・」

こうして、ユミルの考えた策が2人に話されていくのだった。

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