第55層 異変
この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。
キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。
様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。
バリアが魔法を反射するときの角度が分かり始めた頃だった。
ふと、バリア外の何も変わらない木々の景色に異変が見えた。
モンスターの軍勢が、同じような場所に向かっているように見えた。
見た事あるモンスターもいれば、全く始めて見るものもいる。
いったい、あんなに急いでどこに行くんだろう・・・。
そういえば、目的地の大樹って・・・。
「ミライー何見てるのー?」
ミチが突然声を掛けてきた。
ミチは、ミライの隣に座った。
「お、やっと起きたか。随分と変な夢を見ていたみたいで」
「何?夢の中でも覗いてたの?」
ミチは少し目をとがらせてミライを見る。
「いや、一回突然起き上がったらと思ったら、また寝たから気になって」
「ふーん。まあ、話す気は無いけどね」
ミチは微笑んでミライを見る。
「で、何か考えてたみたいだけど…何かあった?」
ミチがそう言って、話を切り替えてきた。
「いや、さっきあの辺りで結構な数のモンスターがさ、あっちの方に向かった行ったんだよ」
ミライは指を指しながら話した。
「それで?」
「なんか変だなーって…それだけだけど」
「ねえ、そっちの方向行ってみない?」
何で?とは聞かなかった。
恐らくミチは、僕と同じ考えにたどり着いたのだろう。
「そうだね。行こうか。いく当ても無いからねー」
そう言って、ミチと目が合う。
そして、2人はお互いに笑顔を見せる。
「なんだか、不思議な出会いよね。私たち」
突然ミチが、遠くの方を見ていった。
確かに、ミチと会ったもあの場所で偶然だし、ユミルもあの町で偶然出会った。
そう思い、ミライはユミルの方を軽く見る。
少し笑みを浮かべているユミル。
ユミル起きてないか・・・?絶対こっちの方向いて無かったよな、さっきは確か・・・。
ミチもミライに釣られてユミルの方向を見る。
「確かに偶然が引き合わせたんだよな。ねー、ユミル」
ミチは一回ミライを見て、またユミルの方を見る。
ユミルからの出ていた微笑が消えた。
ユミルのやつ、間違いなく寝た振りして話聞こうとしたな。
「ねーユミル!」
ミライが少し強めに言った。
すると、ユミルは再び笑みを浮かべた。
「なんだ、ばれたか」
ユミルはそう言って、起き上がった。
「向き変わりすぎだ。さて、食事の時間にしようよ」
ミライはそう言って立ち上がる。
「お腹空いたー。朝食何なの?」
そう言ってミチも立ち上がり、ユミルの方向に歩き出すミライについて行く。
ユミルは待ってましたと言いたいような、うれしそうな表情を見せる。
「今出すって。あと、朝食じゃなくて、昼食だと思うよ」
ミライはそう言って笑う。
ミライは準備していた鍋を取り出し、置いた鍋を三人が囲む。
そして、3人は話しながら昼食を食べ始めるのだった。