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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第一章 ホール・ダンジョン
52/217

第52層 燃え盛る双剣

この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。

キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。

様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。

 バリアには防音性など無い。

だから、食事中は、バリア外から「ブンブン」と言う音が鳴り止むことは無かった。

3人は、この羽音を話のネタにしながら、食事を進めていった。

もちろん、この状況を回避するための作戦も考えながら。

「ごちそうさまでした!」

「ごちそうさまでした」

3人は食べ終わると、すぐに立ち上がり、同じバリアの方を見る。

 「作戦通りに行くわよ!」

ミチが双剣を構えて言った。

「了解!アペンシス!」

ミライは右手を高く上げて、叫んだ。

 が、3人のステータス以外まるで見えなかった。

「敵のステータス見えないんだけど・・・」

「やっぱりバリアが跳ね返すんだな。仕方ないか」

ユミルが残念そうな表情をしながら言った。

 バリアで跳ね返す説は、作戦会議中にも出ていたので予定内だ。

「じゃあ、アペンシスなしで行くよ!」

ミライはそう言い、目をつぶり集中に入る。

「フリーズ・スプリンター!」

ミライが呪文名を叫ぶ。

すると、3人を取り囲んでいた5面のバリアは、粗い氷の破片となり、蜂もどきに刺さっていく。

「バリア!」

ミライは、すぐに新しいバリアを張る。

今度は、6面だ。

左右と、後ろと上に1枚ずつ。

そして、3人が向く正面にはバリアが2枚で、真ん中はあえてモンスターが入れるように隙間を作る。

 そう、これが3人の考えた作戦だ。

 これなら、この数を全て同時に相手しなくてすむ。

 ミチとユミルは、作り上げた隙間に向かって走り出す。

 バリア内の空間は、だいたい10×10×10の1000立方センチだろうか。

 蜂たちが予定通り、1mぐらいのバリアの隙間に入ってくる。

その数1度に4匹程度。

 これならいける!

「アペンシス!」

ミライは叫んだ。

「レベルは右から順に30、35、25、33。弱点は火!」

「了解ー」

ミライの言葉に、ミチが軽く返事を返した。

 ちなみに名前は、全て「アビリー」。

ミチとユミルは、確実に数を減らしている。

 全てが作戦通りに行っている。

と思ったその時だった。

素早く一匹のアビリーが、ミチとユミルの攻撃をかわし、ミライの後ろに回り込んだ。

「やばっ」

ミライは声を漏らし、すぐさま振り向き、火の魔法を放つ。

 見事に、アビリーに命中し、アビリーは燃えて消えた。

だが、少し遅かった。

「うああああああああああああああ」

もの凄い痛みに、ミライは叫んだ。

 腕の半分ぐらいの太さの針が、ミライの右肩に貫通していたのだ。

針はまだ残っていて、出血が止まらない。

 ミライは、足元から崩れるように倒れた。

地面に寝そべって、2人の戦闘を観戦するような形になった。

「ミライ!」

ミチが、倒れたミライに対して叫ぶ。

 だが、回復に向かうには、残り50匹は、いるだろうアビリーを倒さなくてはいけない。

「ヒート・ブレード」

ミチは、呟くようにその言葉を言った。

 すると、ミチの双剣が燃え上がってきた。

しかも、2段階、3段階と、炎を大きさは増していく。

 ユミルは驚いた表情を見せながらも、ライトアタックでアビリーにダメージを与えていく。

 ミチも、双剣の炎を4段階まで火力を上げて、アビリーに斬りかかる。

斬られたアビリーは一撃で燃えて消滅した。

あまりの炎の大きさに、近くにいた2匹のアビリーも巻き沿いを食らい、消滅する。

 ははは…ミチもあんな技が使えたとはな・・・。

 これじゃあのときの試合は、お互いに抑えあってたのね・・・。

ミライは、ミチとの戦闘を思い出しながら、気を失うのだった。

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