第5層 お名前と職業をお願いします
この作品の作者は、文章表現が現時点でLv1/無限です。
様々な名称、場面が出てますが、作者は全てオリジナルだと思っています。
作品も作者も成長過程ですので、あまり期待はしないでください。
「よし!やっとできたー」
パネルを触り続けること、5分ぐらいかな?ようやく出来た。
まあ、名前を決めることがこの世界で物凄く重要なのが分かった。
と言うのも、名前をパネルで打ち込み、決定ボタンを押すと「本当にこの名前でよろしいですか?」と言う文字が浮かび上がる。
ここまでは良いのだが、もしも「よろしいですか?」システムの決定ボタンを押し間違えて「ミスったー!」とならないように、「本当によろしいですか?」の問いに、もう2度決定を押さなければいけない。
さらにその後に、名前がこの世界の他の誰かと被ったら、「この名前はすでに存在しています。他の名前を考えてください」と出てくる。
それを先に言ってくれよ……。
そんな名前被りのループを、5回は繰り返した気がする。
結局決まった名前は、ネット内とか、あだ名とか色々試してダメだったので、本名をそのままカタカナ表記で『ミライ』と言う名前で登録された。
「では、挑戦者ミライよ。『職業』は何にする?」
名前が決まったことを察したのか、ネロは画面を操作しながら言った。
「職業って?何ですか?それ……」
「そのまんまよー、一般的に剣士とか戦士とか魔法使いとか、とにかく『何でも』いいわよ」
そうネロは言い、ミライの方へと降りてくる。
「分かりましたー。じゃあどうやって決めるんですか?選択肢的な・・・何かは?」
「想像するのよ、頭の中でね。あとはイメージ通りに私が作ってあげるわ」
腕を組み、こちらを見てうなずくネロ。
想像で、ねぇ……。
なんだか、相当な理不尽な未来的ゲームに迷い込んだような気がする。
「まあ、分かりました。では、いきます」
そう言って僕は目をつぶり、理想の職業を頭に浮かべるのだった。
文字配列のみ書き直しました。