第46層 おしゃれ
この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。
キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。
様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。
「よーん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ご!」
ミチのカウントが、ようやく終了する。
ミチは5秒数えたが、実際は20秒ほどだろうか。
ユミルが「長いわ!」っと突っ込んだのも無理は無かった。
2人はどうか知らないが、ミライ自身は、ミチカウントで2秒後には着替え終わっていた。
ミライの前の服装は夏用半袖学生服だ。
軽くて、動きやすくて、一番なじみがあった服装だった。
ミライの5秒間で着替えた姿は、あの時戦った魔女クリーを参考にした。
半分は想像なので、どう出来上がるかは心配だが・・・。
上半身は、ベージュ一色の長袖で大き目のパーカー。
一応、フードは前髪以外隠すように被っているが暑い・・・。
自分の黒髪に湿気を感じる。
見せたらフード被るのやめようっと。
フードの先っぽは、あの魔女さんと同じく長めで、とんがっている
やはり魔法使いの帽子は、こうでないとね。
首元には、2本の紐が、だらしなく伸びている。
そして、下半身は魔女と同じスカートという訳にも行かないので・・・、ダークブルーのカーゴパンツ。
ジーンズでも良かったのだが、戦闘用に動きやすさを重視。
でも、長ズボン。
靴は変えずに、泥だらけの黒いスポーツシューズ。
自分なりには、短時間ではよく思いついたなと思う。
この世界に着てから、想像力が急成長した気もする。
ミライは、ミチのカウントの5を聞き終わると、目の前に燃え盛る炎を消した。
ミチとユミルの姿が、同時に見える。
2人とも服装変わると、イメージ変わるな・・・。
まずは、ユミルの服装から見ようか。
前の服装は、覚えてる範囲で、グレーの長袖ジャケットと、中に白いシャツ、黒の長ズボン見たいな感じだったかような・・・。
今着ている服装は、まず、頭に帽子を被っている。
緑髪の上に、ライトイエローのチロリアンハット。
飾りに付いている青と白の羽と、髪色と、焼けた肌色が、なぜか良く合っている。
上半身は、インナーとして白いシャツが見える。
前と違って模様があるが、そのスタイルが相当気に入ってるようだ。
そして、羽織ってるのは、ブラックの半袖のサファリジャケット。
下半身は、カーキのカーゴパンツ。
デザインはミライとは違うものの、長ズボンなのは変わりない。
靴はホワイトのスポーツシューズ。
表情を見る限り、かなり自分の服装に自信があるようだ。
ミライは目線を、ユミルからミチに変えた。
ミチは、前が夏季学生服だったので、今回のがもの凄くおしゃれに見える。
まず、長く、輝いていない金の髪に、変化があった。
まあ、頭のてっぺんに、大きくも小さくも無いような大きさの、アクアのリボンが付いていた。
そして、服装はと言うと、スプリンググリーンのワンピース。
腕や肩が露出するタイプで、両肩に架かる2本の細めの紐を切ってしまえば・・・。
そんな肩に架かる紐は、少しふりふりが付いている。
ワンピースの色は、下に向かってどんどん薄くなっていく。
ワンピースのスカートの方は、丈が膝まで来ていて、お嬢様が着るような感じにしか見えない。
シンプルだが、一番ベストなワンピースだろう。
ミチの白めの肌色にも合っている。
そして足元は、ブラックのハイソックスに、ホワイトのブーツ。
何故だろう、かわいさが増した気がする・・・。
3人はしばらく黙って、他人の服装を見る。
みんな表情はどこか明るさを感じる。
「2人とも良い感じね」
ミチは笑顔で言った。
「そちらこそ」
ミライはミチに言葉を返した。
ミチは言われて、にっこり笑う。
「さて、じゃあ先に進みましょうか」
ミチは服装が変わると、言い方もオシャレな感じがする。
「だな。時間は待ってくれないしな」
ユミルがそう言い、帽子の角度を調整する。
「行こう!」
ミライが元気に言い、ミチの元へ歩いて向かう。
ユミルもミチの元へ歩く。
ミチはそんな2人の姿を見て、大樹に向かって歩き出す。
こうして3人は、旅の3日目を歩き進めるのだった。