第45層 ファッションショー準備
この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。
キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。
様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。
「ミチ!ラスト!」
「えーいっ!」
ユミルの掛け声で、ミチが最後のマンティスを双剣で切り裂いた。
「はあ、はあ・・・」
ミチは相当息を切らしているようだ。
まあ、相手のほとんどがミチ狙いだったので無理も無い。
「お疲れさん」
ミライはそう言って、2人に飲む回復薬を2人に投げた。
2人は当然のようにキャッチする。
「どうもー」
「おっサンキュー」
2人はミライに軽く礼を言うと、ほぼ同時に回復薬を飲み始める。
ユミルは一気に飲み干した。
「ぷはー。いやー長期戦だったな」
ユミルが言った通り、危なげなシーンは無かったが、もの凄く時間が掛かった気がする。
まあ、時計なんて物は常備してないので分からないが。
「何で私ばっかり狙ってくるのよ!」
「一番狙いやすかったからじゃ?」
ユミルがそう言葉を返した。
「ふん!女だからって、甘く見たら痛い目見るんだから!」
「痛い目どころか、全滅だけどね」
ミライがミチに言葉を返して笑った。
ミチが、2人を見て、自分を見て、呆れるよう口を動かした。
「うっわ…パジャマ、どろどろ・・・」
ミチがそう言ったので、ミライは自分を含め3人の体に目線を向ける。
マンティスの体液で、3人とも、どろどろ状態だ。
ミチは凄く顔を強張らせている。
「さて、着替える事にしようか」
ミライが言い、目線をミチに向ける。
「ミライ、暖炉に火をつけて!」
何故だと疑問に思いつつ、ミライはミチに言われるがままに、昨日の暖炉の場所に火をつけた。
「もっと大き目の火がいい!」
「はいはい」
ミライは火の大きさを2mぐらいまで高くした。
「いいわよ。じゃあユミルここで待機ね」
ユミルはミチに言われて、不思議そうな顔をする。
「何考えてるんだ?」
ミライは、ミチに引っ張られながら言った。
「いいからいいから。ここでミライ待機ね」
ミチに待機を指定されてから、すぐにミチ声が聞こえてきた。
「ミライ、ユミル、今からそこで着替えてね。誰も見えないでしょ?」
言われた後に周りを見るが、確かに熱く燃え盛る暖炉で、2人の姿は見えなかった。
「これをする意味はー?」
ユミルが暖炉の向こうから叫ぶ。
「覗き見防止とか!服装の見せ合いみたいな?」
ミチは前半部分を少し嫌味口調に言った。
ユミルは何も言い返せないようだ。
「じゃあ、着替えるわよ!5秒でいいわね?」
「おっけー」
「いいよー」
ミチの問いかけに、ユミル、ミライと答える。
「ミライ!5秒私が数えきったら炎消して!」
「了解」
「じゃあ、スタート!」
ミチの掛け声と共に、お着替えタイムが始まったのだった。