第44層 破片無双
この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。
キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。
様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。
「よし、できた!」
「よし、焼けた!じゃないの?」
ユミルの完成の声に、ミチが笑みを浮かべながらツッコミを入れた。
ユミルが、作っていた朝食は、じゃがバターとでも言うのだろうか。
ジャガイモを大きめの鉄の棒で刺して、バターを乗せて焼いただけ。
ミチと共に、料理じゃない!と批判してたが、焼けてきたときに来る良い香りによって、批判は共感へと変わっていった。
シンプルなのに凄く美味しそうなイメージ。
いや、間違いなく美味いだろう。
そんな美味しそうな芋が棒に刺さったまま、ミチ、ミライへと配られる。
「いただきます!」
「いただきます」
いつもの合掌を終えて、ミチは熱々をがぶりつく。
「あふっあふっおふっほふっ……おいしい!」
「そんなに慌てなくても」
ユミルは軽く笑い、ミチに言葉を返した。
ミライも、よく吐息をかけてから一口食べる。
「うん、おいしい」
「シンプルイズベストだな」
ミライの言葉の後に、ユミルは言った。
しばらくの間、3人は黙々と焼き芋を食べ続けた。
「ごちそうさまでした!」
「ごちそうさまでした」
3人は手を合わせ、合掌。
「さて、これからどうする?」
ミチのこの聞き方も、パターン化されてるなと思う。
まあ、今からすることって言っても、この状況どうにかしないとな・・・。
「どうするも、こうするも、この状況だしな」
ユミルは腕を抱えながら言った。
「ミライ、バリアの外側に魔法出せないの?」
「やってみる」
ミチの言葉に応答し、ミライは集中する。
そして、真上目掛けて手を伸ばし一言。
「フゲネスフレイム」
そう呪文名を言った瞬間、バリアの内側で大きな炎の玉が出来上がる。
「だめっぽいね」
ミライは呟き、真上の炎の玉を消した。
「だめかー。うーん・・・」
ミチはそう言い、目をつぶる。
3人ともしばらくの間無言になる。
周りからは、モンスターたちの声が聞こえる。
(どうしたら、このバリアを越えれる?だれかわからんか)
(隙間はありますが、入るのは無理です)
(どうやったら奴らを・・・)
モンスターも考えるんだなーと感心してしまうミライ。
少し時間がたち、ミチが何か思い出したかのようにミライに聞く。
「そういえば、昨日、何でバリアから離れなきゃダメだったの?」
「バリア消すときに、失敗して破片が飛び散らないように・・・」
ミライがミチに言葉を返したときに、一瞬空気が止まった。
「それだ!」
3人の言葉がほぼ重なり、2人はミライに対して指を刺した。
「じゃあ、早速!」
ミライはそう言い目をつぶると、集中モードに入る。
バリアを粉々にし、相手に飛ばすイメージ・・・。
「よし、どうだ!」
ミライは目を開けて強めに言った。
するとバリアは、うまい具合に割れて、破片がマンティスの群れを全体的に襲った。
次々と、バリアの近くに居たマンティスから順に倒れていく。
いい感じだと思っていた、その時だった。
3人の近くに、大きなバリアの破片が1つ落ち、地面に突き刺さる。
どうやら、蓋になっていたバリアの破片が、一度天に向かって飛ばされ、地上に戻って来たらしい。
ミライは、真上の空を見た。
それに釣られて、ミチもユミルも見る。
空に見える、無数の破片。
「みんなかわせ!」
ユミルの言葉が言い終わる頃に、2個目の破片が地面に刺さる。
ミチとユミルは、武器を取り出した。
次々とバリアの破片が空から降ってくる。
「えい!いやっ!えい!」
ミチは、破片を弾くたびに声を放っている。
ユミルは大剣を振り回し、無双状態。
「うわっ、ひいっ…あ・・・」
ミライも必死に叫びながら避けて、何かを思い出したかのように立ち止まった。
「解除!」
ミライは大声で叫んだ。
叫んだ瞬間、上空から振ってくる破片も、地面やモンスターに刺さった破片も、全て綺麗に消え去った。
「ふー危なかった・・・」
ユミルが一息つく。
「ちょっと、気づくの遅すぎ!」
ミチはミライに対して少し怒った。
「まあ、助かったんだし…今はそんな事よりも・・・」
ミライはそう言って、周りを見渡す。
周りには、バリアの破片の襲撃から生き残ったマンティスが数匹いた。
やけに戸惑っているようだが、襲ってくることには変わりないらしい。
「この戦闘終わったら、反省会ね!」
ミチは、両手の剣を振り回し、余裕の表情。
「へいへい、行くぞ!」
ユミルはそう言うと、目つきが鋭くなる。
そして、8匹対3人の戦闘が始まるのだった。




