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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第一章 ホール・ダンジョン
44/217

第44層 破片無双

この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。

キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。

様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。

 「よし、できた!」

「よし、焼けた!じゃないの?」

ユミルの完成の声に、ミチが笑みを浮かべながらツッコミを入れた。

 ユミルが、作っていた朝食は、じゃがバターとでも言うのだろうか。

ジャガイモを大きめの鉄の棒で刺して、バターを乗せて焼いただけ。

ミチと共に、料理じゃない!と批判してたが、焼けてきたときに来る良い香りによって、批判は共感へと変わっていった。

 シンプルなのに凄く美味しそうなイメージ。

いや、間違いなく美味いだろう。

 そんな美味しそうな芋が棒に刺さったまま、ミチ、ミライへと配られる。

「いただきます!」

「いただきます」

いつもの合掌を終えて、ミチは熱々をがぶりつく。

「あふっあふっおふっほふっ……おいしい!」

「そんなに慌てなくても」

ユミルは軽く笑い、ミチに言葉を返した。

ミライも、よく吐息をかけてから一口食べる。

「うん、おいしい」

「シンプルイズベストだな」

ミライの言葉の後に、ユミルは言った。

 しばらくの間、3人は黙々と焼き芋を食べ続けた。

「ごちそうさまでした!」

「ごちそうさまでした」

3人は手を合わせ、合掌。

 「さて、これからどうする?」

ミチのこの聞き方も、パターン化されてるなと思う。

 まあ、今からすることって言っても、この状況どうにかしないとな・・・。

「どうするも、こうするも、この状況だしな」

ユミルは腕を抱えながら言った。

「ミライ、バリアの外側に魔法出せないの?」

「やってみる」

ミチの言葉に応答し、ミライは集中する。

そして、真上目掛けて手を伸ばし一言。

「フゲネスフレイム」

そう呪文名を言った瞬間、バリアの内側で大きな炎の玉が出来上がる。

「だめっぽいね」

ミライは呟き、真上の炎の玉を消した。

「だめかー。うーん・・・」

ミチはそう言い、目をつぶる。

3人ともしばらくの間無言になる。

 周りからは、モンスターたちの声が聞こえる。

(どうしたら、このバリアを越えれる?だれかわからんか)

(隙間はありますが、入るのは無理です)

(どうやったら奴らを・・・)

 モンスターも考えるんだなーと感心してしまうミライ。

 少し時間がたち、ミチが何か思い出したかのようにミライに聞く。

「そういえば、昨日、何でバリアから離れなきゃダメだったの?」

「バリア消すときに、失敗して破片が飛び散らないように・・・」

ミライがミチに言葉を返したときに、一瞬空気が止まった。

「それだ!」

3人の言葉がほぼ重なり、2人はミライに対して指を刺した。

「じゃあ、早速!」

ミライはそう言い目をつぶると、集中モードに入る。

 バリアを粉々にし、相手に飛ばすイメージ・・・。

「よし、どうだ!」

ミライは目を開けて強めに言った。

するとバリアは、うまい具合に割れて、破片がマンティスの群れを全体的に襲った。

次々と、バリアの近くに居たマンティスから順に倒れていく。

いい感じだと思っていた、その時だった。

 3人の近くに、大きなバリアの破片が1つ落ち、地面に突き刺さる。

どうやら、蓋になっていたバリアの破片が、一度天に向かって飛ばされ、地上に戻って来たらしい。

ミライは、真上の空を見た。

それに釣られて、ミチもユミルも見る。

空に見える、無数の破片。

「みんなかわせ!」

ユミルの言葉が言い終わる頃に、2個目の破片が地面に刺さる。

 ミチとユミルは、武器を取り出した。

 次々とバリアの破片が空から降ってくる。

「えい!いやっ!えい!」

ミチは、破片を弾くたびに声を放っている。

ユミルは大剣を振り回し、無双状態。

「うわっ、ひいっ…あ・・・」

ミライも必死に叫びながら避けて、何かを思い出したかのように立ち止まった。

「解除!」

ミライは大声で叫んだ。

叫んだ瞬間、上空から振ってくる破片も、地面やモンスターに刺さった破片も、全て綺麗に消え去った。

「ふー危なかった・・・」

ユミルが一息つく。

「ちょっと、気づくの遅すぎ!」

ミチはミライに対して少し怒った。

「まあ、助かったんだし…今はそんな事よりも・・・」

ミライはそう言って、周りを見渡す。

周りには、バリアの破片の襲撃から生き残ったマンティスが数匹いた。

 やけに戸惑っているようだが、襲ってくることには変わりないらしい。

「この戦闘終わったら、反省会ね!」

ミチは、両手の剣を振り回し、余裕の表情。

「へいへい、行くぞ!」

ユミルはそう言うと、目つきが鋭くなる。

そして、8匹対3人の戦闘が始まるのだった。

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