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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第一章 ホール・ダンジョン
43/217

第43層 包囲

この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。

キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。

様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。

 「おはよう。やっと目が覚めた?」

ミライは眠りから覚めた瞬間に、そうミチに言われた。

 ミチの隣にはユミルも居るので、ミライが一番最後に起きたようだ。

「お2人とも、お早いお目覚めのようで」

ミライが目を擦った後に言った。

「それはね・・・」

ミチはそう言って、向こうのバリアの方を見る。

ミライもミチの目線を追うようにバリアの方を見る。

バリアを1枚越えた先には、モンスターがずらりと並んでいた。

 なんだ、モンスターの群れじゃないか・・・。

「え、ええ!?」

ミライは突然叫ぶと、もう一度バリアの方を目を凝らして見る。

バリアを1枚越えた先には、モンスターがずらりと並んでいた。

ミライは、ふと立ち上がり、体をゆっくり1回転させバリア全体を見る。

 昨日の暖炉の焚き火は完全に消えている。

そして、バリア周りを囲むように、両手に鎌を持つモンスターの群れ、恐らくマンティスの群れがそこにはいた。

「何故こうなったのか説明してください」

「私が知りたいわよ!」

ミライの問いに、ミチが強めに返した。

「どうするの?これ・・・」

ミライが呟くように言った。

「とりあえず・・・ミライ、あの呪文できるか?」

ユミルに言われて、ミライは少し考えてから、あの呪文の存在を思い出す。

「あー了解。では、アペンシス!」

ミライは目を覚ますためにも、呪文名を大声で言った。

呪文発動後、ミライを中心に、ステータス画面が現れる。

「おー僕レベル上がってるじゃん。って・・・気持ち悪・・・」

ミライが自分のレベルの上昇が喜べるのは、一瞬だけだった。

 ふと、バリア越しのモンスターたちを見ると、ステータス画面が気持ち悪いぐらい重なっていた。

その数ざっと見て50匹。

「モンスターの声、聞こえるか?」

ユミルがミライに対して聞いた。

「うん・・・聞こえすぎて気持ち悪い。でも、やる気らしいのは分かる」

やる気と言うのは、中の3人を殺す気だということ。

どうやらユミルは理解できたらしく、苦笑いを浮かべている。

「ミライって、モンスターの声聞こえてるの?」

ミチもミライに対して質問をした。

 そういえば、ミチは知らないんだったな・・・。

「たぶん完全に身に着けたと思うよ」

「ふーん」

ミチは軽い返事をして、バリアの方を見る。

「んで、どうする?」

ミライが2人に対して聞いた。

 ミライの質問の後、3人とも少し黙り込んだ。

 その間、バリアがマンティスの鎌を弾く高い音が、いろいろな場所から聞こえてくる。

 少し自分のバリアの頑丈さにに感心してしまう。

 そして、昨日の戦闘のミチの蹴る力に対しても・・・。

 3人が黙り込んだ中、一番最初に口を開いたのはミチだった。

「とりあえず、このまま待ってみようか?」

「腹減ったね。そういえば・・・」

ミライは呟くように言った。

「戦闘する前に、腹ごしらえしとくか」

「賛成!」

ユミルの言葉に対し、ミチが手を上げて、笑顔で言った。

 思わずこちらも笑顔になってしまう。

「じゃあ、軽く作りますか」

ユミルはそう言って、調理の作業へと入る。

ミライとミチは、周りの目線を気にしつつも、ユミルの調理作業を話しながら眺めるのだった。

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