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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第一章 ホール・ダンジョン
40/217

第40層 休憩終了

この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。

キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。

様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。

 「石の重さって何よー」

ミチは、考え込んでいるミライに向けて言った。

 僕の耳はミチの言葉を、意思ではなく、石と判断した。

 まあ、発音には個性があるから、あちらは意思と言ったつもりだろう。

「まあ、気にすんな。あー負けた!」

「そんな元気に言われたら、勝った気がしないのですが?」

「負けた・・・だと・・・」

「そう!そんな感じでって、もう遅いけどね」

そんなやり取りをし、ミライとミチは笑った。

「ミライ、何で火術使わなかったんだ?」

唯一笑ってないユミルが、笑いの空間に言葉を挟んだ。

「そういえば・・・そうね。で、ミライ、答えなさい?」

ミチの言い方が、ちょっと怖かった。

 あの炎の呪文を使えと?

 目の前の可愛い女の子に対して?

 肩元で怯えて泣いてたんだぜ?

 そんな子に、炎を放つなんて、出来るわけがない。

「いや・・・使う暇が無かっただけ」

ミライは色々考えて、言葉を口に出した。

その言葉に、ユミルは不思議そうな顔をしていた。

「まあ、いいわ。さてどうする?これから」

ミチは、2人に対して聞いた。

「先に進もう。時間は早いほうが良いんだろ?」

ユミルはそう言うと、その場から立ち上がった。

「回復早いな。地上じゃ有り得ないけど」

ミライは、そう言葉をユミルの送った。

「ほんとに大丈夫?」

ミチは心配そうに、ユミルに言った。

「君の優しさに惚れてしまいそうだ。…いてっ!」

ユミルが、ミチの頬を撫でながら言うと、ミチは顔を少し赤くし、ユミルのすねを蹴った。

 ユミルは、地上ではこんな人だったのか?と考えてしまう。

 まあ、冗談は得意のようだが・・・。

「さてと、ユミルも元気だし…目指しましょうか!」

ミチはそう言って、奥の方に見える巨大な木を目指して歩き始めた。

2人も黙って、ミチの後ろをついて行く。

 ユミルの足取りも軽いようだ。

こうして、休憩時間は終わり、また歩く作業が始まるのだった。

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