第38層 ミチVSミライ 天地の攻防
この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。
キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。
様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。
「それでは、始め!」
ユミルの掛け声が響いた。
ユミルはどれだけ真剣試合を見たいんだ?
色々言いたいし考えたいが、そんな暇は無かった。
「そおおおおおおい!」
ミチが叫びながら、こちらに向かって来た。
そして、いきなりチェックメイト。
ミチの持つ双剣の刃が、ミライの腹元に両方とも向けられた。
「何か言うことは?」
「離れてないと危ないぞ」
そうミライが言うと、ミライ足元から分厚い氷の壁が湧き上がってきた。
厚さは、ミライが二足で立てるのが精一杯。
横幅は無いが、高さは、見下ろせばミチが小さく見えるほどの高い位置だ。
「ちょっと!降りてきなさいよ!」
そうミチは言い、ミライの乗るバリア根元を強く蹴った。
蹴られてバリアは大きく揺れる。
「ちょ、ちょ!あぶねえ」
ミライは、どうにかバランスを取った。
バリアは揺れたが、壊れた様子は無い。
どうやら氷作りでも、バリアの機能を果たしているようだ。
「壊れないなら、倒すまで!」
遠くからミチの声が聞こえたと思ったら、バリアが大きく揺れる。
そして、どんどんバリアの塔が傾いていく。
「え、これ、まずくないか?」
そうミライが呟いている間にも、バリアは傾いていく。
このまま落ちたら、さすがに死ぬだろ・・・。
ユミルが・・・・・。
「ちょっと、待てって!」
そうユミルは叫ぶ。
ミチも、バリアを蹴るのをとっくに止めてるが、バリアは重力に従って倒れていく。
やばい、どうすれば・・・。
ミライは、ユミルの事を思っていたが、考えは自分の方にすぐに向きを変えた。
バリアは氷で出来ている・・・。
氷は滑る物。
そう気づいた時には遅かった。
完全に自分の足場は、氷ではなく空気だった。
「ぬわああああああああ」
ミライは、そう叫びながら、バリアと共に空から地面に向かっていくのだった。