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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第一章 ホール・ダンジョン
37/217

第37層 暇つぶし

この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。

キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。

様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。

 3人とも、朝食のサンドイッチを食べ終えて、さあ先に進もう!と言うことになったのだが・・・。

「すまん、無理だ。足が動かない」

ユミルは、悲しい表情を見せながら言った。

 さすがに1日で、複雑骨折を治せるほど、この世界は甘くなかった。

 ユミルは、地に足をついて立ち上がることが出来なかったのだ。

足が動かないと言うよりは、足でバランスが取れないだろう。

ユミルは地面に座ったまま、足を曲げ伸ばしする。

「じゃあ、仕方ないわね。今日はここで待機!」

ミチの決断は早かった。

「すまないな」

「明日治ってなかったら、置いていくから」

ミチは、そんな冗談を笑顔で言った。

「そうきたか」

そう言葉を口にし、ユミルは笑った。

 あれだけ笑えれば、きっとすぐに治るだろう。

そうミライが思っていると、ミチがミライに声をかけた。

「ねえ、ミライ。私と1戦交えてくれない?」

「はい?」

ミチの突然の言葉に、ミライは思わず聞き返した。

「ダメージ食らったらアイテム使わなきゃいけないし、それ以前に、戦って死ぬ可能性だって・・・」

ミライは、正論を述べた。

「大丈夫よ」

そう言ってミチは突然、双剣の一本を取り出し、ミライの腹の手前で刃先をとめた。

ミライは刃を向けられ、思わず尻餅をついた。

「うわっ!なにするんだよ!」

強めの口調で、ミライは言った。

「ごめんごめん。ここまで刃を向けられて、ミライが参ったって言えば、私の勝ち」

「参った!」

「まだ始まってないから」

冷静な、ミチのツッコミだった。

ミライは自分は戦いたくないと、顔でアピールする。

「分かったわ。ミライが勝ったら、今日の当番私がするわ」

ミライの表情を見て、ミチは少し考えてからそう言った。

 恐らく、何言っても無駄だろう。

 何故そこまで戦いたいんだ?

ミライはそう思い、ミチに言葉を向けた。

「分かった、1戦だけね。ついでに、ミチはどうなったら負けなの?」

「私が、降参!って言ったらね」

ミチは笑顔で言った。

 絶対、負けるなんて思ってないし、降参なんて言う気ないな・・・。

「まあ、いいや。早く始めちゃおうか」

ミライは、軽い口調で言った。

「相当自信ある口調じゃない?それ」

「それは、ミチだって・・・」

「2人とも、20mほど間隔とって!」

突然、ユミルが口を割って来た。

「急にどうした?」

ミライは思わす聞き返した。

「戦闘するんでしょ?近距離と遠距離の戦いなんだから、少し距離置かないと!」

そうユミルは、淡々と言った。

 どうやら、一番戦闘を楽しもうとしているのは、ユミルのようだ。

2人はユミルに言われるままに距離を置き、お互いに一礼するのだった。

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