第37層 暇つぶし
この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。
キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。
様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。
3人とも、朝食のサンドイッチを食べ終えて、さあ先に進もう!と言うことになったのだが・・・。
「すまん、無理だ。足が動かない」
ユミルは、悲しい表情を見せながら言った。
さすがに1日で、複雑骨折を治せるほど、この世界は甘くなかった。
ユミルは、地に足をついて立ち上がることが出来なかったのだ。
足が動かないと言うよりは、足でバランスが取れないだろう。
ユミルは地面に座ったまま、足を曲げ伸ばしする。
「じゃあ、仕方ないわね。今日はここで待機!」
ミチの決断は早かった。
「すまないな」
「明日治ってなかったら、置いていくから」
ミチは、そんな冗談を笑顔で言った。
「そうきたか」
そう言葉を口にし、ユミルは笑った。
あれだけ笑えれば、きっとすぐに治るだろう。
そうミライが思っていると、ミチがミライに声をかけた。
「ねえ、ミライ。私と1戦交えてくれない?」
「はい?」
ミチの突然の言葉に、ミライは思わず聞き返した。
「ダメージ食らったらアイテム使わなきゃいけないし、それ以前に、戦って死ぬ可能性だって・・・」
ミライは、正論を述べた。
「大丈夫よ」
そう言ってミチは突然、双剣の一本を取り出し、ミライの腹の手前で刃先をとめた。
ミライは刃を向けられ、思わず尻餅をついた。
「うわっ!なにするんだよ!」
強めの口調で、ミライは言った。
「ごめんごめん。ここまで刃を向けられて、ミライが参ったって言えば、私の勝ち」
「参った!」
「まだ始まってないから」
冷静な、ミチのツッコミだった。
ミライは自分は戦いたくないと、顔でアピールする。
「分かったわ。ミライが勝ったら、今日の当番私がするわ」
ミライの表情を見て、ミチは少し考えてからそう言った。
恐らく、何言っても無駄だろう。
何故そこまで戦いたいんだ?
ミライはそう思い、ミチに言葉を向けた。
「分かった、1戦だけね。ついでに、ミチはどうなったら負けなの?」
「私が、降参!って言ったらね」
ミチは笑顔で言った。
絶対、負けるなんて思ってないし、降参なんて言う気ないな・・・。
「まあ、いいや。早く始めちゃおうか」
ミライは、軽い口調で言った。
「相当自信ある口調じゃない?それ」
「それは、ミチだって・・・」
「2人とも、20mほど間隔とって!」
突然、ユミルが口を割って来た。
「急にどうした?」
ミライは思わす聞き返した。
「戦闘するんでしょ?近距離と遠距離の戦いなんだから、少し距離置かないと!」
そうユミルは、淡々と言った。
どうやら、一番戦闘を楽しもうとしているのは、ユミルのようだ。
2人はユミルに言われるままに距離を置き、お互いに一礼するのだった。