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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第一章 ホール・ダンジョン
34/217

第34層 治療

この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。

キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。

様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。

 どうしてだろう。

2人は気を失って、大怪我を負ったというのに、なぜか顔がにやけてしまう。

 自分ならどんな相手でも勝てるのでは、と言う考えしか浮かんでこない。

 地上の世界よりも楽しいかもしれない・・・。

 そんな事を考えている今は、2人の治療ををえた後のことだ。

今思えば、治療作業は大変な物だった。

 

 ミライ用の掛け布団を地面に敷いて、2人を仰向けに並ばせて寝かせる。

そして、アイテムの説明を見ながら治療を開始した。

 ユミルは、両足のすねの部分が完全に折れている様子で、その部分は赤紫に腫れ上がっていた。

腫れた部分に、スプレータイプの痛み止めと、再生剤を振りまき、ユミルの口の中に、液体の回復薬を流し込み、ユミルの応急処置は終了。

あとは、ユミル次第で早く直るだろう。

 ミチは、火の明かりのそばで見て分かったが、縛られた4箇所は完全に青あざになっていて、火傷は右手と背中にあった。

特に右腕の部分は、気持ち悪いぐらいの重度の火傷だった。

火傷治しと言う便利な道具は無いので、ユミルと同じような感じで、痛み止めと再生剤を火傷の箇所に振りまき、口に回復薬を流し込む。

 ミチの口を開ける作業は、少し抵抗があったが、どうにか開けた。

 あと、ミチにつ付いている、あの生物の体液を出来る範囲で拭く作業もする。

流石にスカートの中に手を突っ込むなんて事は、勇気の無い僕には出来なかった。

足元、腕、体、頭と、出来る範囲内をタオルで拭いたが、足に付着していた液体が、あの生物の物ではないと分かったのは、全て拭き終わってからの事だった。

 そして、2人を仰向けと、うつ伏せ状態を交互に強引に変えて、もう何も異常が無い事を確認する。

2人を仰向けにし、掛け布団をかけてあげて、ようやく治療終了。

 その後は、これだけ出来た自分をしばらく褒めた。


 そんな事が数時間前にあって、今があるのだ。

その後と言うと、寝ずにモンスターが来ないか見張ってようか、とも思ったが、2人のいい寝顔を見て、自分も凄く眠くなる。

 ミライは、大きなあくびを堂々とした。

どうやって寝ようか・・・。

もう、そのことにしか考えが無かったし、することも無かった。

 ミライは、3人が安全に寝れるように、色々考えて実行してみる。

しかし、残り少ない魔力と数少ない魔法で色々実行するのは、流石に無理があった。

結局色々試したが、あのモンスターを倒す一歩手前の状態の、自分から半径5m付近四方にバリアを落とし、上に蓋をする事が採用となった。

 寝ながら、四方にバリアを張り終え、最後に上に大きめのバリアで蓋をする。

思い通りに出来上がっているなら、厚さは5cmぐらいだろうか。

 こんな傷だらけの戦闘は、二度としたくない・・・。

だって、下手すれば僕だって死んでいたかもしれない。

逆に生きていたのが、奇跡なのかもしれない・・・。

あのモンスターは一体・・・。

2人はいつ目覚めるのだろうか・・・。

 そんなこんなを思っているうちに、ミライは眠っていたのであった。

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