第31層 夕暮れ後
この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。
キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。
様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。
歩きに歩いて、太陽のような光が動き、沈み、月のような光が夜の草原を照らす。
照らすといっても、その弱き光は僕らの姿も映し出せない。
ミライたちは、夜になり辺りが何も見えなくなると歩くのをやめて、木の枝を適当に集めて火をつけて暖に当たっている。
火はミライの魔法で灯した物だ。
「さて、夜食何にする?」
地面に座っているミチは2人に聞いた。
時間は分からないが、夜食にはちょうどいい時間だろう。
お腹がグーグー鳴る。
他の二人も鳴っているので、人の腹の音を笑うことの出来ない状況だ。
「なに、ミチなんか作ってくれるの?」
地面でうつ伏せになりながら、ユミルはそう言った。
「じゃあ、今日は私で!」
「今日はって・・・当番制とか?」
地面から立ち上がるミチに、ミライは地面に座りながら聞いた。
「そういうこと。私そんなに料理得意じゃないし」
ミチはなぜか得意げにそういった。
「まあ、別にいいんだけどね。ユミルもそれでいいよね?」
ミライはユミルにそう聞き、ユミルは軽くうなづいた。
「じゃあ、早速作るわね!」
「ちゃんと手、洗っとけよ」
ミライはミチに一応注意する。
「はいはーい」
ミチは軽く受け答え、保存している水で手を洗い、目の前の焚き火付近で料理を開始する。
そんな姿を男二人はのんびり眺めるのだった。
「はい、出来上がりー。召し上がれ」
ミチは可愛げに言ってみせた。
「いただきまーすって何でホットケーキ?」
ユミルは、ミチを見ながら言った。
焚き火周辺には甘い香りが漂っている。
まあ、作っている途中から甘いものを作っているのはわかったのだが。
しかし、夜にホットケーキも珍しい気がする。
ミチにとっては当たり前なのだろうか?
「何でも良いじゃない。要らないなら私が食べるわよ」
ミチがそう言うと、ユミルはすぐにホットケーキを口にほおばりだした。
確かに、粉調合から作り出したにしてはおいしい。
「うん、これうまいよ」
ミライは笑顔でそう言った。
「ありがとー。今度もまたこれでいい?」
「いや、次は違うので」
笑顔のミチの言葉に、ユミルは即答した。
ユミルの即答に、ミライが少し噴き出して笑う。
「じゃあ、今日は私だから…明日1日はミライね!」
ミチは笑顔でミライを見てそう言った。
この時初めて僕は、ミチを出来る女だ!と思った。
うまいこと今日1回の料理当番だけで逃げ切ったようだ。
「はいはい」
ミライは関心も込めて言った。
「じゃ、ちょっとトイレ行って来るわ」
ミチは食事を終えると、そう言って立ち上がった。
「いってらっしゃーい。なんか遭ったら、どんな時でも叫べよ。でないと助けに行けないし・・・」
ユミルは、ミチに注意を言っておく。
「わかったわ」
ミチはそう言うと、歩き出し闇夜に姿を消した。
その時だった。
「キャーー!」
ミチの、もの凄い高音が静かな草原に響き渡る。
「早いわ!」
ユミルはそう言葉を吐き捨て、ミライと目を合わせてうなづく。
そして2人は立ち上がると、叫び声の元へと走って向かうのだった。
-指摘された文の修正-途中から
「じゃあ、今日は私だから……明日1日はミライね!」
ミチは笑顔を振りまいてミライの方を見た。
ミチ、ここまで考えていたのか……。
たった1回の料理で、1日の当番を終わらるとは……。
「……わかったよ」
ミライは言葉に関心をこめて言った。
「で、私……ちょっと行ってくるわ」
ミチが、もじもじしながら2人に対していった。
「行くってどこに?」
ユミルがおもむろに聞く。
「べ、別に気にすることも無いわよ」
「危ないから、俺も付いていこうか?」
ユミルは、ミチに優しく言葉を掛ける。
「いいわよ。ここで2人とも少し待って……」
「でも、本当に夜は」
「察してやれよ馬鹿!」
ミライがユミルに対してそう言った瞬間、ミチは顔を赤く染めた。
そして、闇夜の草むらの中にミチの姿は消えていった。
「なあ、ミライ……」
先生に答えを教えてほしい勉強の出来ない子のような表情で、ユミルは聞いてくる。
「……トイレ」
「……あー。あー」
ミライの3文字の回答に、ユミルは高い音と低い音の2種類の同じ言葉を放った。
その時だった。
「キャーー!」
もの凄い高音の叫びが、静かな草原に響き渡った。
「付いて行ったほうが良かったか?」
「それは無い。それより早く行こう!」
ユミルの言葉にミライは素早く対応した。
そして、2人は立ち上がると、叫び声の元へと全力で向かうのだった。
指摘されて、書き直す場面が無かったので、この場をお借りしました。