第30層 答、想像の世界
この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。
キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。
様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。
「さて、先を急ぐわよ!」
戦闘の笑いと反省も治まり、ミチは先に進んでいく。
もちろん目指すのは、あの遠くに見える大樹だ。
周りの木と比べ物にならないぐらい大きいのは、大樹の周りの森と比べれば見ればよくわかる。
正直言って、死という恐怖を感じない。
今なら何だってこなせる!そんな気分だ。
僕はそう思っているが、ミチを追いかけていったユミルの思いは違うようだった。
表情が、どこか晴れていない気がする。
まあ、考えすぎだろうか。
そう答えを導き出して、2人との距離を縮めていくミライ。
そしてミライは2人に追いつくと、少し疑問に思っていたことを話した。
「ねえ、ここって…どこなんだろ?」
ミライは2人に対して問いかけた。
「地下世界とかじゃないの?洞窟から来たんだし」
ミチは軽い口調でそう言った。
「でもさー。太陽の動きとか完成度高いなーって…」
ミライは、まぶしく輝く太陽の光を見ながら言った。
「あれが、太陽じゃなかったりしてな」
「なるほどね。しかも雲一つ無い青空の時点で、実物と言う考えは違うみたいね」
ユミルとミチの意見を聞く限り、この空は偽者だと判断された。
しかし、それは最初の問いの答えになってない。
「じゃあここはどこ?」
ミライはしつこく聞きなおした。
「想像の世界。で良いんじゃない?」
ミチは少し考えて、そう答えた。
「想像の世界か・・・。なるほどねー」
ミライも復唱し、ミチの意見に納得した。
想像で作られた世界か・・・。
想像すれば何でも出来る物なのだろうか。
「ん、じゃあ誰がこんな世界を想像したんだろ?」
「それは・・・」
ミライの問いにミチは言葉をつまらせる。
そんな歩きながらの、ミライの質問コーナーは、しばらく続くのであった。