第3層 管理人さん
この作品の作者は、文章表現が現時点でLv1/無限です。
様々な名称、場面が出てますが、作者は全てオリジナルだと思っています。
作品も作者も成長過程ですので、あまり期待はしないでください。
僕の響き渡る声は、長い黒髪をなびかせ軽くスルーされた。
「おお、そういえば自己紹介がまだだったわね。我が名は『ネロ』で、この世界の……管理者?うん、管理者みたいなものよ」
突然何を言い出すかと思えば自己紹介か。
露出者の名前はネロらしい。
あの『管理者』という設定は、明らかに今作っただろ。
でも、もしこの台詞を123454人全てに言っていたとすれば……いや、ないか。
そう思いながら、さっきまで動かせなかった足に力を入れて、しっかりと立ち上がった。
「では死刑執行人のネロさん。私はどう殺されるのですか?」
この人からは殺されることは無いだろうと思ったので、すんなり目を見て言えた。
「ふふふ、死刑執行人とは面白い。主のことを気に入ったぞ。名を申せ」
「未来……ですが?」
「ごめんなさい。未来と言う名前はダメだわ」
「は?」
当然こんな感じで返すだろうと思う。
突然名前聞いてきて、言ったら言ったで否定するって……。
「もうその名前はこの世界に登録しているから、他のにしてってこと。わかる?」
わかる?の聞き方に妙な苛立ちを感じたが、まあいいとしよう。
それにしても、まだ頭の中で理解できていない。
ここはいったい何なんだ?
まず、ここは僕の生きてきた世界とは違う空間なのですか?
そう、いろいろ考えていたら、そんな僕の状況が理解できたのか、ネロは一言で聞いてきた。
「説明してほしい?」
「お願いします」
無意識での即答だった。
「素直でよろしい。質問や反論などは、全てが話し終わってからでいいわね?」
ネロは、そう言って僕に目を向ける。
その目線を感じ取り、僕は軽くうなずいた。
「では……」
そう言って、若干僕を見下ろす形になるように浮いて、色々説明し始めるのだった。
文字配列のみ書き直しました。