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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第一章 ホール・ダンジョン
26/217

第26層 3日後

この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。

キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。

様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。

 ミライは、甘い匂いに起こされることになった。

匂いは、恐らく食堂の方からだろう。

 起きてすぐにベッドを見るが、2人の存在は無かった。

まあ、食堂から声が聞こえるから、2人とも食堂だろう。

ミライは、ベッドの上であぐらをかく。

そして、お腹の左の方を優しくなでてみる。

 思ったより痛くない…かな?

それにしても、1日でここまで治るとは…。

そう思いつつ、ミライはベッドから降りて、食堂の方へと向かうのだった。


 食堂と廊下との間に、扉は無い。

そのため、ミライが食堂に向かっていく姿は、ミチたちにすぐに気づかれた。

ユミルは、ミライの姿に気がつき、「おお」と目を丸めながら言った。

ミチは、今にも泣きそうな表情だ。

「おはよーございまーす」

ミライは、3人の目線を感じながらも、軽い口調で言った。

「久々に目覚めて、第一声がそれか?まあ、いいけど」

ユミルも軽い口調でそういった。

「ばか!もう目が覚めないのじゃないかって心配してたんだから」

ミチは、席に座ったまま泣き出してしまった。

「あーミライ。女は泣かすなよー」

ユミルはそう言うが、顔は笑っていた。

「帰り遅くなった、ごめん。て、半日寝てただけでしょ」

その言葉で、ミチは泣き止み無言になった。

 「いや、君、3日は寝てるから」

ミライの言葉に、ネルロスさんが冷静に言葉を返した。

「え…3日?」

「たしかに3日だ。いや、3日と半日だな」

ユミルも冷静に言葉を返してくる。

 え、状況がつかめないのですが。

僕は、あの少女に殴られて、3日間眠りについたと。

確かに言われてみれば、お腹の空き具合がすごい気がする。

 「え、じゃあ、えーっと…ガープさんは?」

 「とっくに来て行ったよ。凄腕魔法使いさんに会えなくて残念そうだったけど」

ユミルは問いに答えると、どこからか袋を取り出し、こちらに見せてきた。

 中身は聞かなくてもお金だろうと想像できる。

 「なんだか…」

ミライは、その先の言葉がつまる。

「なんだか?」

ネルロスさんは軽く聞き返す」

「なんだか、色々悪い事した気分だ。何も悪さした覚えないのに」

ミチとネルロスさんは、軽く笑いを噴き出した。

 きっと悪い事に対する引っかかりが有るのだろう。

「さて、早くミライ君もこっち来て朝食食べてよね」

ネルロスは、そう言って雰囲気の流れを切り替えた。

 そして、ミライは言われるがままに席に着き、机の上に置かれたホットケーキを勢いよく食べ始めるのだった。

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