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ア・ホールド・ダンジョンズ!  作者: オレン
第一章 ホール・ダンジョン
24/217

第24層 依頼不無事完了

この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。

キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。

様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。

 ミライは、掲示板のあるところへ向かって歩いていた。

この辺を曲がって、まっすぐ行けば着くはずだよな・・・。

そう考えながら、十字路を右に曲がろうとした。

 その時だった。

「うわっ」

「きゃっ」

ミライは、曲がる時に誰かとぶつかり尻餅をついた。

ミライは、すぐに立ち上がって、尻元を軽く両手で掃った。

「ごめんなさい。大丈夫ですか?」

そう言って、ぶつかった相手の方を見た。

 そこには、小さな女の子が開脚状態で座っていた。

 それにしても、おしゃれな格好をしている。

青髪の、ロングのツインテールの綺麗な女の子。

その体で、そんな大人のパンツは無いと思うが・・・。

 そんなこと思っていたら未来の目線に気づいたのか、女の子はスカートを押さえて、頬を赤くそめながらこちらを見た。

 正直、少女のパンチラなんか興味ないのだが・・・。

ミライと少女の目線が、しばらく合い続けて無言が続く。

「君、怪我してない?大丈夫?」

あまりにも立ち上がらないので、ミライは右手を少女に差し出した。

「うるさい!」

「えっ」

少女の突然の声と共に、左腹部の激痛を感じた。

気がつけば、少女はその場から立ち上がっていた。

 ミライの胸元ぐらいの身長だった。

「ばーか!」

そう言って、少女はミライの歩いてきた方向に走っていった。

ミライは、その少女の姿を目で追いかけることしか出来なかった。

そして、何となく少女に向かってアペンシスをかける。

「ははは、28レベルね・・・」

少女のステータスを見て、思わず呟くミライ。

よく生きていたな、と自分でも思ってしまう。

しばらくすると、少女の姿は見えなくなった。

 左腹部を手でかばいながら、その場に待機していたら、遠くの方からミライに向けての声が聞こえてきた。

「おーい。ミラーイ」

そう掲示板のある方向から叫んでいたのは、ミチだった。

ミチはこちらに向かって手を振っている。

後ろには、ユミルもいるようだ。

ミライは、ミチたちに向かって、手を振り替えした。

そして、目の前の水溜りを踏み越えて、ミチたちの所へ走って向かうのだった。


 「じゃあ、依頼の画面で、依頼完了って所押して終わり!」

ミチは、そう猫を抱えながら言った。

 ミライは掲示板前に立って、依頼完了ボタンを押した。

すると、ミチの抱えていた猫は消えて、依頼完了の文字が目の前に浮かび上がった。

「やっと、終わったー」

ミライは思わず声に出した。

「そうだな。こんなに掛かるのも珍しいがな」

そう言って、ユミルは笑う。

 ミチは、両手を挙げて体を大きく伸ばした。

それに釣られるように、ミライも体を大きく伸ばした。

「んんー。あれ?」

ミライは、何かに気がついたように言った。

 視界が…歪んでないか…?

 そう感じた瞬間ミライは、突然地面に背中から倒れていった。

「ちょっと、ミライ?ミライ!しっかりして!」

ミチが、ミライを揺さぶりながら叫んでいる。

「とにかく宿まで運ぼう!」

ユミルはそう言うと、ミライを背中に軽々抱えた。

ミチとユミルは、宿屋までミライを急いで運んでいく。

 ミライは運ばれていく中、だんだんと意識が遠のいていくのであった。

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