第24層 依頼不無事完了
この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。
キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。
様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。
ミライは、掲示板のあるところへ向かって歩いていた。
この辺を曲がって、まっすぐ行けば着くはずだよな・・・。
そう考えながら、十字路を右に曲がろうとした。
その時だった。
「うわっ」
「きゃっ」
ミライは、曲がる時に誰かとぶつかり尻餅をついた。
ミライは、すぐに立ち上がって、尻元を軽く両手で掃った。
「ごめんなさい。大丈夫ですか?」
そう言って、ぶつかった相手の方を見た。
そこには、小さな女の子が開脚状態で座っていた。
それにしても、おしゃれな格好をしている。
青髪の、ロングのツインテールの綺麗な女の子。
その体で、そんな大人のパンツは無いと思うが・・・。
そんなこと思っていたら未来の目線に気づいたのか、女の子はスカートを押さえて、頬を赤くそめながらこちらを見た。
正直、少女のパンチラなんか興味ないのだが・・・。
ミライと少女の目線が、しばらく合い続けて無言が続く。
「君、怪我してない?大丈夫?」
あまりにも立ち上がらないので、ミライは右手を少女に差し出した。
「うるさい!」
「えっ」
少女の突然の声と共に、左腹部の激痛を感じた。
気がつけば、少女はその場から立ち上がっていた。
ミライの胸元ぐらいの身長だった。
「ばーか!」
そう言って、少女はミライの歩いてきた方向に走っていった。
ミライは、その少女の姿を目で追いかけることしか出来なかった。
そして、何となく少女に向かってアペンシスをかける。
「ははは、28レベルね・・・」
少女のステータスを見て、思わず呟くミライ。
よく生きていたな、と自分でも思ってしまう。
しばらくすると、少女の姿は見えなくなった。
左腹部を手でかばいながら、その場に待機していたら、遠くの方からミライに向けての声が聞こえてきた。
「おーい。ミラーイ」
そう掲示板のある方向から叫んでいたのは、ミチだった。
ミチはこちらに向かって手を振っている。
後ろには、ユミルもいるようだ。
ミライは、ミチたちに向かって、手を振り替えした。
そして、目の前の水溜りを踏み越えて、ミチたちの所へ走って向かうのだった。
「じゃあ、依頼の画面で、依頼完了って所押して終わり!」
ミチは、そう猫を抱えながら言った。
ミライは掲示板前に立って、依頼完了ボタンを押した。
すると、ミチの抱えていた猫は消えて、依頼完了の文字が目の前に浮かび上がった。
「やっと、終わったー」
ミライは思わず声に出した。
「そうだな。こんなに掛かるのも珍しいがな」
そう言って、ユミルは笑う。
ミチは、両手を挙げて体を大きく伸ばした。
それに釣られるように、ミライも体を大きく伸ばした。
「んんー。あれ?」
ミライは、何かに気がついたように言った。
視界が…歪んでないか…?
そう感じた瞬間ミライは、突然地面に背中から倒れていった。
「ちょっと、ミライ?ミライ!しっかりして!」
ミチが、ミライを揺さぶりながら叫んでいる。
「とにかく宿まで運ぼう!」
ユミルはそう言うと、ミライを背中に軽々抱えた。
ミチとユミルは、宿屋までミライを急いで運んでいく。
ミライは運ばれていく中、だんだんと意識が遠のいていくのであった。