第23層 長時間依頼
この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。
キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。
様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。
依頼を受けるのは、とっても簡単だった。
メニュー画面を開いて、依頼という枠を押して、依頼を取り込むボタンで、依頼を取り込めば良いだけだ。
ただ・・・。
「依頼って、こんなに時間掛かるのか」
思わずミライは声に出した。
ミライは、依頼をこなすために2人とは別行動を取っている。
ミライの現在地は、この町の一番南の道。
空を見上げなくても、空の色がオレンジ色なのが分かる。
依頼始めたの、昼前だったよな・・・。
もう何時間たつのだろうか・・・。
依頼と共に教えてもらったメール機能も活用しているが、2人とも発見したと言う報告が無い。
ミチからのメール件30とか…探すのに専念してほしい物だ。
ユミルは、なかなか返信しないタイプだ。
探しているのか心配になるが・・・。
探すと言えば、猫のことだ。
『迷子の猫探し』これが、今回の依頼内容。
しっかりと、探す猫の名前も画像もある。
猫の名はマロンで、虎模様の虎のような目立つ猫だ。
しかし、そんな模様なのにここまで見つからないものなのだろうか。
しかし、この依頼の設定にも問題がある。
依頼は、一度受けるとキャンセルできない。
選択肢は、依頼クリアーするか、死んで依頼永久実行不可能になるかのどちらか。
もう少し甘い設定にしてくれよ…と、ネロさんを思い出しながら、そう思った。
ミライは、南の道を色々考えながら歩いている。
しばらく歩いていると、ユミルから珍しくメールが届いた。
『依頼の猫が見つかった。これで依頼終われるぞ!早く掲示板前に戻って来い!』
その文章を見て、ミライは思わずガッツポーズをした。
やっと終わったのかー。
もう、二度と依頼なんてしない!
そう思いながら、来た道を走って戻るのだった。