第22層 初級依頼講座
この作品は、文章表現レベルが1/1000Lvの作者の書いた作品です。
キャラ名が被ったりしますが、作者はオリジナルだと思っています。
様々な表現が含まれますが、話の内容と、作者の成長を見守ってください。
宿屋を出て、右手の例の市場を進んだ先で、あの戦闘が行われた広場に入る前の地点。
そこに、ミライたちは来ていた。
「この掲示板の依頼をこなして、お金稼ぎが出来るんだ」
そう言って、大きな木で出来た掲示板を指差すユミル。
「そんな情報初めて聞いたし…」
ミライは呟くように言った。
「ネロさん情報~」
ミチとユミルの声が重なり、2人は笑い出す。
「え・・・」
そう言ってミライは、ポカーンと口を開いたままにしている。
「ふふ、その感じだと、本当に説明聞いてないみたいね」
そうミチは、笑顔で言った。
ミチは言葉を続ける。
「簡単に言うと、基本的に依頼でしかお金は入らない。モンスターは、お金落とさないし、アイテムだってめったに落とさない。まあモンスターから貰えるのは、ほぼ経験値ぐらいね。だから私たち挑戦者は、依頼でお金を稼ぐしかないのよ」
ミチは、説明を淡々と言った。
その説明を聞いて、ユミルはうなずいていた。
色々言われたが、長すぎて頭に入ってこなかったんですけど…。
しかし、そういえば挑戦者だったんだな…。
「なるほど、わからんが要するに依頼受けてみろってことね」
ミライは、無表情で思うがままに言った。
ミチは、ミライの言葉に笑いながらうなずいた。
「ま、今日1日何もすることないし、依頼受けることにするか。で、どうするの?」
ミライは、掲示板を指で突きながら言った。
「まずはな、メニュー画面を開いて…」
「それから、右上の依頼って所をね…」
こうしてミチとユミルの、『依頼の仕方講座』が始まったのであった。